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垂水研究室の省エネ住宅の取り組みがグッドデザイン賞受賞

2013年12月24日UP

2013年度のグッドデザイン賞に、金沢工業大学環境・建築学部建築学科の垂水研究室と石川県環境部地球温暖化対策室、土木部建築住宅課、建築住宅センターがデザイナーとして連名で応募した「いしかわ住まいの省エネパスポート」が受賞し、このたび賞状が届きました。

 

「いしかわ住まいの省エネパスポート」は、省エネ性能に優れた住宅を促進し、地球温暖化対策に寄与することを目的に石川県が平成24年度から運用を開始した制度です。

住宅の暖冷房・給湯・照明・家電などで1年間に必要となるエネルギー量に応じて住宅の省エネ性能を1つ星から5つ星までの5段階で「パスポート」に表示し、最高評価の5つ星の新築住宅の場合、石川県の「エコ住宅整備促進補助金」15万円を受けることができます。

 

「パスポート」は県が養成するエコ住宅アドバイザーにより発行されますが、その際に用いられる専用ソフトは、平成23年度に垂水弘夫教授が石川県から受託した研究課題「いしかわ住まいのエコ性能評価システム」において開発し、県に提供したエクセルソフトが根幹を成しています。

 

「いしかわ住まいの省エネパスポート」は自動車の燃費のように同じ尺度(ものさし)で住宅の省エネ性能を比較することができるため、施主が省エネ性能という観点で仕様や設備を選択する上での有用な指標になるほか、施工者(工務店、ハウスメーカーなど)にとっても省エネのメリットを施主に説明しやすく、受注増につながると期待されています。

さらに省エネパスポートの最高評価5つ星住宅は二酸化炭素排出量が通常の住宅の半分以下であることから、大幅な二酸化炭素の排出削減につながります。

 

こうした住宅の省エネ度アップに貢献していることが評価され、グッドデザイン賞に選ばれました。

 

垂水教授は、県のいしかわ流エコリビング研究会の座長を設立当初から務めており、平成22年度には環境省の補助金事業として地場産業振興センター敷地内に「いしかわエコハウス」を竣工・オープンさせています(全国で20自治体のみ選定)。今回のグッドデザイン賞受賞は、そうしたエコハウスの推進・普及に対する継続的な取り組みが実を結んだものです。

 

 

 

「グッドデザイン賞について」

グッドデザイン賞は、1957年に旧通商産業省によって設立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称 Gマーク制度)に源を発し、現在は公益財団法人日本デザイン振興会が継承する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の制度です。単にものの美しさを競うのではなく、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、身の回りのさまざまな分野から見いだし、広く伝えることを目的としています。

 

 

関連サイト

「いしかわ住まいの省エネパスポート」

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/ontai/pp/syouene_pass.html

 

「グッドデザイン賞 いしかわ住まいの省エネパスポート」

http://www.g-mark.org/award/describe/40493?token=mifRg8Jimv