研究所の構成と概要

オープンリサーチセンター

やつかほリサーチキャンパス

感動デザイン工学研究所

感動デザイン工学研究所は、21世紀の“ものづくり”において重要視されている、人に感動をもたらす製品の開発を行う。脳波計や光トポロジー、脳磁場計測システム(MEG)、筋電計などを用いて数値を測定し、感動の評価システムの確立を目指す。この成果を基盤に、感動共有技術開発による新たな“ものづくり”の提案をし、この技術の応用と支援手法の研究を推し進める。

200インチの大画面には 2 次元、3 次元の迫力ある映像が映し出される。THX 基準の臨場感あふれるサラウンドシステムを備える。

前後上下に可動する「モーションチェア」。映像に合わせてイスが動き、観客には場面に応じた香りも提供される。

高臨場感ディスプレイシステム/半球型スクリーンは、アニメーションなどの3Dグラフィックスに、従来にはない臨場感を実現する。

光トポグラフィ/大脳皮質部分の血流量の変化をとらえ、脳の動きを画像化。

視線計測解析装置/アイカメラで眼球の細かな動きをキャッチし、「どこを見ているのか」調べる。

リアルタイム3次元動作計測システム/人間の関節部にマーカーを取り付け、その動きをカメラで撮影し、デジタルデータに変換する。

やつかほリサーチキャンパス

地域防災環境科学研究所

地域防災環境科学研究所は、最新の大型研究装置を設置し、次のプロジェクトを実施する。
・建築構造物の安全性の評価と向上に関する研究
・地球環境を考慮した次世代建築・住宅に関する研究
・地方都市の建築・文化の保存と継承に関する研究
・地域における広域防災環境システムの構築とその活用に関する研究

【令和6年能登半島地震の調査活動】

地域防災環境科学研究所では、令和6年1月1日に発生した能登半島地震の調査を行なっています。ここでは研究所で行なった被害調査結果等の情報を公開します。

1.調査速報

奥能登のダムの調査:輪島市、珠洲市(2024年2月27日)

津波による橋の被災調査:能登町、珠洲市(2024年2月27日)

奥能登の地震による橋・トンネル等の被災調査:能登町、珠洲市(2024年2月27日)

電柱の被災調査:穴水町・輪島市(2024年2月27日)

道路被害の調査:白山市(2024年2月27日)

地盤工学会地震調査団:金沢市粟崎町(2024年2月10日)

能登半島地震に関するレポート:復旧・復興の基盤としての能登の景観・文化(2024年2月7日)

長大橋梁の被害調査(2024年2月8日更新)

50年以上供用された道路橋の調査:氷見市、七尾市、輪島市(2024年2月1日)

ASR劣化した道路トンネルの調査:輪島市(2024年2月1日)

海岸隆起とそれに伴う港湾の調査(2024年2月1日)

地盤工学会 調査報告:七尾市、輪島市、能登町,珠洲市,内灘(2024年1月27日-28日)

地盤災害の調査:宝達志水町、中能登町、七尾市、内灘町(2024年1月15日)

橋梁の被害調査:内灘町(2024年1月8日)

地盤災害の調査:能美市〜小松市(2024年1月7日)

津波被害の調査(2024年1月7日)

内灘町の液状化被害(2024年1月6日)

金沢市周辺の被災状況:金沢港臨港地区・内灘、中心部・金沢城周辺、郊外丘陵部(2024年1月6日)

地盤災害の調査:金沢市(2024年1月5日)

2.関連リンク

空間情報の公開WEB ページ(2024年1月5日)

模擬実験室/各種構造物の加力実験および振動台加振実験を行い、力学特性や振動特性を検出する。

日射人工気象室/日射模擬照射装置を備えた人工気象室。内部に試験棟を設置し、排湿外壁構造の開発および夏冬の性能試験などを行う。

恒温恒湿実験室・環境解析室/環境性能に優れる建築壁体などの開発を目標に、基礎特性実験および性能確認試験などを実施。

環境音計測室/音のアーカイブのための録音・計測・再生を行う。

火災排煙実験室/火災時に発生する建物内外の煙の広がりを測定・可視化。室内の遮煙・排煙性能を測定する。

水理実験室/降雨実験装置や造波水槽により、水に関わる現象を解明。

風力発電エリア/ビル屋上風力発電のフィールド実証試験を実施。

太陽光発電エリア/外壁面太陽光発電のフィールド実証試験が可能。

屋上緑化・雨水利用・気象観測エリア/屋上緑化菜園、雨水集水システム、日射・風速・降水量など気象要素観測システムを展開。

扇が丘キャンパス

電気・光・エネルギー応用研究センター

「電磁界変換技術の産学間知識融合と構造化教育の統合工学研究開発」プロジェクトを推進。
次ぎの2つの研究テーマに取り組む。

強・弱電磁界利用エネルギー変換技術の高性能・高機能化とその応用

電磁界を利用したエネルギー変換技術(高電界応用技術、磁気応用技術、新素材創製技術、光・電子デバイス応用技術)は現代および将来の社会基盤・産業基盤を支えるキーテクノロジーであり、環境負荷低減と資源・エネルギーの有効利用・安定利用の観点から、その高度化が強く求められている。本研究テーマでは、これまでに蓄積してきた「高電圧応用技術」、「磁気応用技術」、「新素材創製技術」、「光・電子デバイス応用技術」における多くのノウハウを更に発展させ、産学の緊密な連携の下に人と環境のための「新世代電磁界エネルギー変換システム」の基盤技術を確立し社会へ還元していく。具体的には、高電界放電メカニズムと電力機器・設備の絶縁設計技術、放電利用型排ガス処理技術、電気流体力学とその応用技術、放電利用ナノ粒子均一分散とナノコンポジット新素材創製技術、環境対応型発電機・モータ開発技術、電気・磁気レオロジー流体の開発とその応用技術、機能性知的材料創製技術、マイクロマシン制御技術、超伝導エネルギー貯蔵・水浄化技術、窒化物半導体発光デバイスの開発技術、ZnO系透明電極のディスプレイ応用技術、多元系酸化物蛍光体薄膜の作成とEL素子への応用技術、機能性酸化物半導体の作成と薄膜太陽電池への応用技術、太陽光発電・光利用技術、照明・調光技術など、広範囲な強弱電磁界エネルギー変換・応用技術の発展に貢献すると共に、その普及および人材養成に取り組む。

弱電磁界利用極微エネルギー伝達システムの高効率化とその応用

数メートルサイズ以下の無線近接通信は、電波伝搬の損失が小さく通信機器の省エネルギー化が実現でき、益々デジタル化されていく家電製品間のデータ伝送を家庭内に構築できるため、高信頼ワイヤレスホームネットワークに適した技術である。また、生体・バイオ系の情報伝達とエネルギー発生・移動過程は、ナノからミリサイズの近距離間で高度に発達した微弱信号伝達機構と密接に関連し、その変換効率は100%に近く、高効率な極微エネルギーの変換・移動過程を提供するので、超高密度、高効率、高信頼化が可能な次世代信号・エネルギーネットワークシステムの基盤技術となる。本研究テーマでは、高信頼人体通信、高効率ミリ波通信などの近接通信技術を開発し、通信機器・システムの省エネルギー化、省スペース化、省マテリアル化に寄与できる低損失・省エネルギーの高信頼ホームネットワーク技術、生体通信を支えるための生体センシング・システム、生体コミュニケーション・システム、並びにナノからメートルサイズのエネルギー移動過程・信号伝達過程を対象とする高効率極微エネルギー変換技術の開発に取り組み、産学の緊密な連携の下に高効率・高信頼ネットワークシステム技術の発展に貢献すると共に、その普及および人材養成に取り組む。

研究協力企業名

東芝三菱電機産業システム(株)、古河機械金属(株)、(株)かんでんエンジニアリング、ソニー(株)、(株)日本AEパワーシステムズ、 (株)豊田自動織機、AGCセラミックス(株)、古河機械金属(株)、キャノンオプトロン(株)、(株)カネカ、(株)神戸製鋼所、 (株)日本セラテック、住友ベークライト(株)、太平洋セメント(株)、(株)雪国まいたけ、(株)デンソー、アルプス電気(株)、 パナソニック電工(株)、OKIセミコンダクタ(株)、ローム(株)、(株)日立製作所、住友化学工業(株)、富士フイルム(株)、 富士電機アドハンストテクノロジー(株)、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、三菱電機(株)、トステム(株)、サカ・テクノサイエンス(株)

KIT金沢工業大学

  • Hi-Service Japan 300
  • JIHEE
  • JUAA
  • SDGs

KIT(ケイアイティ)は金沢工業大学のブランドネームです。

Copyright © Kanazawa Institute of Technology. All Rights Reserved.