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日本経営品質賞への取り組み

金沢工業大学が「全国企業品質賞」エクセレンス賞受賞

KITは、組織能力を革新的に創造していただくために、全国の経営革新に取り組む中堅・中小企業を表彰する、2011年度「全国企業品質賞」に申請し、受賞レベル最高の「エクセレンス賞」を受賞しました。

KITでは学生を“顧客”と位置づけ、全国の大学で初めてのCS室(顧客満足度推進室)の設置や、アクティブに学び総合力をスパイラル状に高める自己成長型教育プログラム「プロジェクトデザイン教育」の実施など、達成感にもとづく学生満足度の向上に全学的に取り組んでいます。今回の「エクセレンス賞」受賞を励みに、今後も教育、研究、サービスの継続的な改善活動に努めていきます。

経営品質賞への取り組みについて

金沢工業大学では、開学以来一貫して、今学生に必要なことは何かを考え、各種の施策を展開してきました。そして学生を主要な顧客と位置づけ、プロジェクトデザイン教育を主柱とした教育の取り組みを通じて、学生に「意欲と目標」を持たせ、「学生が持つ力」を引き出し、「学力×人間力=総合力」という考えのもと、学生を最大限に成長させることに注力しています。

こうした取り組みの一環として、金沢工業大学では1999年から、顧客視点から組織全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けることのできる「卓越した経営品質の仕組み」を有する企業を表彰する「日本経営品質賞」に国内の大学として初めて取り組んでおり、顧客本位の卓越した業績を生み出す組織づくりをめざして、教育、研究、サービスの継続的な改善活動に努めています。

全国企業品質賞 エクセレンス賞 表彰理由
(「2011年度全国企業品質賞 学校法人金沢工業大学 評価レポート暫定版 全国企業品質賞委員会」より抜粋)

金沢工業大学は、創立以来、人間形成、技術革新、産学協同を柱とする建学綱領を土台として、教育目標である「行動する技術者の育成」を実現するため、学生を顧客と位置付けて様々な学内改革を試行しながら、着実にその成果を積み重ねている。 とくに、文部科学省が主管するGP事業に採択された、独自の取り組みであるプロジェクトデザイン教育は、3つの卓越性の実践目標である「教育付加価値日本一」を実現する上で極めて有効かつ実践的な制度であり、KITポートフォリオシステムとあわせて、全国の大学の中で先駆的なポジションを獲得する大きな要因となっている。 また、理事、教職員、学生が連携し、それぞれのリーダーシップを発揮しながら、“KIT-IDEALS“を行動指針として、IR活動を通じてすべてのステークホルダーに対する説明責任を果たしながら、「工学アカデミア」の実現を目指している中で、学内には、「学生が自ら学ぶ」ことを実践する場やそれらを支援する仕組みが構築されており、学生と教職員、理事が三位一体となって大学を作るという姿勢が学内に浸透し貫徹している。 さらに、地域および産学連携に積極的に取り組み、地域住民や企業の声を学内に取り込むことにより、地元とWin-Winの関係を構築し、「信頼される大学」としての地位を確保している。

金沢工業大学における顧客(学生)満足度向上の取組み

1995年にスタートした教育改革の目標として、学長は「学生が主役となる大学づくり」を掲げ、教職員の意識改革の促進を目指しました。
1999年1月、「日本経営品質賞」への取り組みが始まりました。理事長を委員長とした事務職員からなる顧客満足度向上プロジェクトが発足し、学生を主要な顧客と位置づける教職員の意識改革に関する提案が行われました。
2000年7月より顧客満足度実施プロジェクトに再編成、
2002年6月には、顧客満足度実施プロジェクトを、常務理事を委員長とし部局長をメンバーとした顧客満足度向上プロジェクト委員会と、課長級職員を中心としたJQA21プロジェクト(JQA:日本経営品質賞のこと)に拡大。JQAのセルフアセッサー研修を常勤事務職員の半数にあたる114名の職員が受講し修了しています。
2003年には国内の大学では初めてCS室(顧客満足度推進室)を設置し、学生の満足度向上を目的とする各種アンケート調査を実施するなど、学生を主要な顧客と位置づけた全学的な改善の仕組みを作り上げています。
2003年に「日本経営品質賞」に初めて応募。
2004年には自己成長型教育プログラムである「アクロノール・プログラム」を創出。学生自身が自己実現の目標を持ち、学習や自身の活動成果をポートフォリオ化することで段階的な自己実現の状況を把握することを可能とし、学生自身の達成感にもとづく満足度の向上を目指しています。
2006年12月、「日本経営品質賞」と同等の評価基準に基づき審査される2006年度「全国企業品質賞」にて、日本経営品質賞アセスメント基準の評点総括「A+」レベル以上に相当する「大賞」を受賞。
2012年6月、2011年度「全国企業品質賞」受賞レベル最高の「エクセレンス賞(AA-)」を受賞。

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