建築学科の教育目標

建築学に関する幅広い専門的知識を学び、経済性や生産性を考慮しながら、美しく機能的な建築空間を計画・設計し運営できる能力、および安全で快適な建築構造・建築環境を構築し運営できる能力を育成する。「デザイン分野」の科目では、豊かで美しく持続性のある建築や地域の環境形成が求められている現代にあって、建築・住宅・インテリアからまちづくり・都市レベルに至る人間環境を計画・設計できる高度な専門知識・デザイン力を身につける。また、「エンジニアリング分野」の科目では、エコロジカルで快適かつ安全・長寿命の建築が求められている現代にあって、建築・都市の環境設備計画、構造計画およびその生産・運営管理ができる高度な専門知識・技術を身につける。さらにこれらの知識・技術・能力を総合的に修得することで、社会で活躍できる人材を育成する。

学習・教育目標

A 自己啓発・自己管理能力
修学スタイルを確立し、社会に貢献できる人材となるための心構えを身につけるとともに、自主的・継続的な自学自習能力を身につける。
B 多様な価値観の理解と倫理的判断能力
「知性と教養」・「感性と徳性」・「体力と健康」および技術者としての倫理観の涵養を図る。
C 外国語コミュニケーション能力
国際社会の一員として、日常場面、職場、研究の場において必要な、基礎的な外国語のコミュニケーション能力を身につける。
D 現象のモデル化と分析能力、論理的思考能力
数理の基礎を学び、論理的思考力を養うとともに、工学・技術の諸問題に応用できる能力を身につける。
E 図形コミュニケーション能力
図形表現の技法を理解し、図形によるコミュニケーションができる能力を身につける。
F 基礎的な実験能力
実験に関する基本的な知識と技量を修得し、それらを活用して実験計画の立案と実験の実施、観察、考察、報告ができる能力を身につける。
G 問題発見・問題解決能力
身近な問題を解決するために、現在持っている知識に加えて必要な情報を集め、グループ活動を通して問題を解決することができる能力を身につける。
H コンピュータリテラシー
コンピュータに関する基礎知識を修得し、それらを活用できる能力を身につける。
I 建築学全般の基礎的能力
建築に求められる、使いやすさや美しさにかかわる建築計画、安全性にかかわる建築構造、快適さや健康にかかわる建築環境の三つの領域を主に学ぶことにより、建築に対する理解を深めることができる。
J 建築図面・文章等の基礎的表現能力
建築計画・建築構造・建築環境などで学んだ、建築や地域に求められる基本的な内容を、図面や文章等を使って的確に表現することができる。
K 建築設計・計画に関わる能力
建築空間の用途に応じた計画・構成・意匠を理解することができる。さらに、建築や都市空間を調査・分析・評価する能力を養い、建築の歴史および最先端の動向を踏まえた機能的で美しい建築を設計することができる。
L 都市デザイン・まちづくりに関わる能力
都市や地域を形成する集合体としての建築群の役割や特性を、歴史的な変遷を含めて理解することができる。また、都市を調査・分析し、都市デザインやまちづくりを構想・計画する手法を理解し実践することができる。
M 建築生産に関わる能力
建築構法および材料の特徴を理解することができ、安全で快適な建築空間を実現するために合理的な施工方法やそれに関わる各種法令について理解し、持続可能な建築の計画・設計を行うことができる。
N 建築環境・設備に関わる能力
快適で健康的な建築を実現するために、建築の内外に形成される音・光・熱・空気・エネルギー等の環境と人間との関係性を理解することができる。さらに、建築環境・設備の知識を活かし、快適な空間を計画することができる。
O 建築構造に関わる能力
建築を支える構造の特徴を力学的観点から理解することができ、安全な建築を実現するために構造種別に対応した設計の考え方やそれらの方法を理解し、自ら計画した建築の構造計画・設計を行うことができる。
P 建築情報に関わる能力
建築・都市の各専門分野における活動特性を理解し、それに必要な情報のかたちや活用方法を構想できる。また、各種デジタルツールを組み合わせた建築情報環境を構築し、設計・分析・コミュニケーション・ものづくり等に応用できる。
Q 分析・考察・提案能力
建築の基礎から応用までの学習過程で得られた知識を確認し、それらを用いて問題を発見し、解決することができる。
R プレゼンテーション能力
自分の意図するところや得られた成果を分かりやすく論理的に表現することができる。
S 進路計画能力
建築関連分野における実社会の動向を理解し、大学院進学も含めて将来の進路を幅広く展望したうえで、自らの進むべき方向を決定することができる。

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