電気電子工学科
電気エネルギー、エレクトロニクスの
技術を学び、社会を支える
身近な電気のつくる、つかう、ためるを学ぶ
現代の私たちの生活に、電気は欠かせません。身の周りにはスマートフォンをはじめとする家電製品があふれ、車も電気で走るようになり、さらにそれらを支える発電網や通信網等の社会インフラが整備され、電気技術者の活躍の場は拡大しています。電気電子工学科では、この電気のさまざまな役割・働きについて幅広く学べます。授業や研究室での活動を通して、電気の性質について理解を深め、電気がもつ新たな可能性を研究していきます。2 年次後学期からは、電気のエネルギーに焦点をあてた「電気工学コース」と、半導体や通信に焦点をあてた「電子工学コース」の専門的なコースに分かれます。
卒業後は、電気技術者として、製品を開発する仕事や、電力網・通信網のメンテナンスに携わる仕事に。電気自動車、太陽光・風力発電、半導体レーザ、アンテナなど、活躍できるフィールドも広がっています。
学科の4つの特徴
Point1. 実践的なカリキュラムと2つのコース
実験・演習を含むカリキュラムで、社会で役立つ電気の学びが得られます。2年次後学期からは電気工学コースと電子工学コースに分かれます。
Point2. 全産業の基盤技術である電気を学び就職率100%
モータ・機械、社会インフラ、エレクトロニクス、ビル・建物、自動車、材料・化学などさまざまな業種の企業に就職できます。
Point3. 教員の8割が企業経験者。経験を活かした実践的な指導
企業での経験を活かし、授業・研究活動などで実践的な指導が行われています。また、学生の適性をふまえた就職指導や、企業との共同研究の多さも強みです。
Point4. 高度な卒業研究・修士研究を通じて国際学会での発表も
多くの学生が最新の研究成果をさまざまな学会で発表。国内に限らず、国際学会で受賞する学生も。
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Q&A
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電気電子工学科の特徴を教えてください。
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2年次までに電気の基礎をしっかり身につけた後、2年次後学期からは電気工学コースと電子工学コースに分かれます。以前は電気と電子で学科を分けていましたが、最近では例えば半導体で大電力をコントロールする技術が開発されるなど、両者の境界があいまいになってきました。こうした社会情勢に的確に対応するため、電気工学と電子工学についてフレキシブルに学べるコース制に移行しています。
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カリキュラムを具体的に教えてください。
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電気工学コースは、スマート社会の基礎となる電気エネルギー技術を学びます。具体的には、発電・送電・制御などエネルギーを創造して制御するまでに必要な一連の技術を習得します。電子工学コースは、半導体や電子回路をはじめ、通信や音響、映像など生活の利便性を高めるエレクトロニクスを幅広く学びます。
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学び方にどんな特徴がありますか。
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電力エネルギー、電気機器・制御から、通信・電波、音響・映像、デバイス・材料まで電気電子工学の幅広い領域を学ぶのが特徴です。幅広い学びにより、これからの社会で必要とされるエネルギー関連と先端技術の両方をしっかり学べます。また、教員の約8割が企業出身者であるため、企業に入ってから必要とされる知識に加えて、社会人としての姿勢や人間性なども指導しています。コース制となり学びの選択肢が広がっているので、例えば太陽電池などの発電素子の最先端技術に関心を持っている学生は、それをテーマとして研究できます。
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最近話題のAI、IoT、ビッグデータとどのような関わりがあるでしょうか。
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電気電子工学科で学ぶ半導体や通信技術、センサーの技術などがあって初めて、AI、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータの技術が成立しています。これらを実際に社会で活用していくには、電気電子分野の技術が絶対に必要となってきます。スマートフォンなどに使われている半導体やセンサーなども大半が日本メーカー製のものであり、現在の情報技術の拡大に大きく貢献しています。
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就職先はどのようなところでしょうか。
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電機メーカーに限らず、自動車、機械、装置、食品、医薬品、化粧品など、メーカーと名前がつく企業ではどこでも電気や電子工学の知識のある人材が求められます。また、ビル・建物の工事系、電力会社や鉄道などのインフラ系、材料・化学系の企業など幅広い業種から求人があります。就職内定率は100%で、ほぼ全員が希望した業界に進んでいるのも特徴です。
学科紹介リーフレット
電気電子工学科を紹介するリーフレットです。