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歴史遺産都市としての金沢、ナンシー両都市の様々な課題を共同で研究
金沢工業大学とナンシー国立高等建築学校が学術協力協定を締結

2013年11月26日UP

金沢工業大学とナンシー国立高等建築学校はこのたび、学術協力に関する協定を締結いたしました。

 

ナンシー国立高等建築学校WEBサイト抜粋ナンシー国立高等建築学校(Ecole Nationale Supérieure d'Architecture de Nancy)は金沢市の姉妹都市、フランス・ナンシーにあり、フランス文化省管轄下にある20の国立建築大学の一つです。

 

両大学は、「建築、伝統的住環境とその変化、建築設計の諸潮流、国土整備・管理、都市開発、文化財保護、建築分野における技術革新に関する研究」で協力し、今後は下記の5つの項目を実施していく予定です。

 

1.学生交流

2.教員、研究者交流

3.共同テーマに関する研究の協力、共同研究チームの編成

4.学術資料、出版物の交換

5.共同出版

 

 

【参考】

金沢工業大学とナンシー国立高等建築学校との学術交流に関する協定締結の経緯

 

金沢工業大学は2009年3月26日に金沢市と連携に関する協定を締結し、歴史的建造物や歴史的景観に関する調査研究や歴史的建造物耐震化促進、歴史遺産保存対策等に取り組んでいます。

 

2011年6月に金沢工業大学は早稲田大学および金沢市と連携、協働して11日間の「城下町金沢国際ワークショップ」を開催しました。この「城下町金沢国際ワークショップ」には金沢工業大学、早稲田大学、ナンシー国立高等建築学校(フランス)、フェラーラ大学(イタリア)、ケープタウン大学、成均館大学(韓国)の教員、学生と、中国、ヴェトナムの学生が参加しました。

 

学生は六つのチームに分かれてそれぞれが、金沢市の歴史都市地区、新町地区を対象として、必要な調査と歴史文化体験を行い、城下町金沢の歴史都市的特質を把握し、教員のアドバイスを受けつつそれをどの様に都市再生に繋げてゆくかを計画、設計し、諸提案は最終日に発表し講評会を行うとともに公開シンポジウムを行いました。

 

この国際ワークショップにナンシー国立高等建築学校が参加したのは、金沢市とナンシー市が姉妹都市として長年に亘って交流して来たことによります。

 

このワークショップを通じて金沢市とナンシー国立高等建築学校、金沢工業大学は、金沢市とナンシー市との間に歴史遺産都市としての様々な課題、問題点において共通するものがあることを認識し、この認識に基づき本年はナンシー国立高等建築学校がナンシー市で行った歴史都市ワークショップに、金沢市のバックアップのもと、金沢工業大学の学生が参加し大きな成果をあげました。

 

本年はまた金沢市とナンシー市の姉妹都市提携の40周年にあたっており、両都市において記念式典、行事がおこなわれましたが、この記念事業の一環として、金沢工業大学とナンシー国立高等建築学校は、上述の共通認識に基づいた領域、さらに都市・建築にかかわる広い領域において、学術交流を行うことになり、金沢工業大学の石川憲一学長とナンシー国立高等建築学校のロレンゾ・ディエーズ学長により、郵送を通じた協定書の調印が行われました。