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【CDIO Academy】3日目最終日は、製作したアタッチメントをドローンに装着しデモを実施。 Conceive-Design-Implement-Operateを実践する

金沢工業大学で開催中の「第14回CDIO国際会議」3日目、7月1日(日)の今日は、扇が丘キャンパスでのイベントの最終日です。基調講演やラウンドテーブルセッション、パラレルセッションやワークショップ等行われています。明日、7月2日は白山麓キャンパスに会場を移し、CDIOの総会と地域会議が開催される予定です。


「CDIO Academy」では、3日目の今日、デモンストレーションと最終プレゼンが行われます。

13カ国から参加した学部生39名がチームに分かれ、配送用ドローンに装着するアタッチメントを考え、作り上げました。


朝9時過ぎ。23号館1階イノベーション&デザインスタジオでは、あちこちで、最後の追い込みに入っていました。





ドローンの操縦は金沢工業大学の学生が担当します。

デモで実際に飛ばす(操作・運用する)際には、入念な調整と打ち合わせが必要となります。


こちらはペットボトルと紙コップを掴んで運ぶアタッチメントを製作


アタッチメントをドローンに装着し


ドローンはペットボトルを掴んで飛行。拍手が起きる


【金沢工業大学におけるCDIO】

「CDIO」は、Conceive(考え出す)、Design(設計する)、Implement(実行する)、Operate(操作・運用する)という一連のプロセスを通じて、「工学の基礎となるサイエンス」と「テクノロジーの基礎となる実践・スキル」のバランスを重視した、質の高い教育を目指しています。

CDIOイニシアチブには、2011年6月に、日本の大学として初めて加盟し、カリキュラムに採り入れています。


金沢工業大学ではCDIOのうち(1)Conceive-Designの重点を正課に、Implement-Operateの重点を課外に位置付け、(2) 正課と課外を新たに構築するシラバスを通して接続し、(3) 正課と課外の学修内容・時間・達成度等をポートフォリオの仕組みと統合させて学修成果の可視化を図っています。


またCDIOではカリキュラムとともに、Design-Implement Experiences(設計・実行の体験)やEngineering Workspaces(学修スペース)も重視しています。

金沢工業大学には24時間365日オープンの自習室やイノベーション&デザインスタジオ、夢考房やチャレンジラボなど、学生同士が教え合い、議論し、生み出したアイデアを具体化し、検証し評価できるワークスペース環境が整っています。


学生は正課と正課外の両面で、世代・分野・文化の異なる人達と共に学び、共にプロジェクトを進め、共に研究に取り組むことで、イノベーションを創出するための研究力を実践的に身につけます。


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