工学部
電気エネルギーシステム工学科
Department of Electrical Energy Systems Engineering
電気エネルギーシステム工学科
VISION
電気エネルギーを体系的に広く学び
グリーン社会の基盤を構築する
グリーン社会に貢献できる最新の電気エネルギーを「創る」、「運ぶ」、「貯める」、「変える」、「操る」、さらに「電気材料技術」を体系的に学び、これらを統合した電気エネルギーシステム分野で活躍できる人材を育成します。
学科概要
学科の特徴
社会の基盤である電気エネルギーシステム分野において活躍できる人材の育成を目指します。
3つのポイント
- 太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギーによる発電、エネルギーマネジメントシステム、電力システムを支える電力機器に関わる知識を体系的に身につけます。
- 環境にやさしい電気自動車(EV)を支えるモータ、発電機、パワーエレクトロニクス、パワー半導体、バッテリに関わる知識を体系的に身につけます。
- 半導体や絶縁体などEV等を支える材料技術も体系的に身につけます。指定科目取得等により卒業後は電気主任技術者を目指せます。
キーワード
- 電力・エネルギー
- 電気機器・パワーエレクトロニクス
- 蓄電デバイス・電気材料
学科の学び
主な専門科目
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電気エネルギー発生工学
各種発電の原理、設備とその特徴など電気エネルギーの発生に関する基本を修得。主力の火力発電については、設備や熱力学による発電効率の計算法などを、再生可能エネルギーについては、太陽光発電、風力発電、地熱発電、燃料電池発電の仕組や特徴などを学ぶ。
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電気エネルギー伝送工学
発電所、変電所、送電線、需要家からなる電気エネルギー伝送システムに関する設備やその特徴などを学習。交流送電システムについては、高電圧・大電流による電力輸送の特性や安定性などの解析手法を、直流送電システムについては、機器構成や特徴などを学ぶ。
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電気機器Ⅰ・Ⅱ
電気自動車やハイブリッド自動車に欠かせないモータや発電機の原理、構造、特性解析法を学び、活用できる能力を養う。
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パワーエレクトロニクス
スマートフォンの充電や電車の加減速などに欠かせない、パワー半導体デバイスを用いた電気エネルギーの変換と制御技術(パワーエレクトロニクス)に関する知識を学ぶ。各種電力変換回路(整流回路、チョッパ回路、インバータ回路)の動作原理と特性を修得する。
専門科目一覧
1年次 | 電気数学Ⅰ/電気数学Ⅱ/電気回路基礎/電気回路Ⅰ/電気回路Ⅱ/電気磁気学Ⅰ/電子工学 |
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2年次 | 電気電子キャリアデザイン/電気回路Ⅲ/電気磁気学Ⅱ/電子回路Ⅰ/電気電子プログラミング/電気電子コンピュータ工学/過渡現象論/電気磁気学Ⅲ/電子回路Ⅱ/電気計測/半導体工学基礎/電気材料/電気エネルギー発生工学/多相交流回路 |
3年次 | 電気製図/高電圧パルスパワー工学/電気機器Ⅰ/自動制御/電気法規と電気施設管理/パワー半導体工学/電気エネルギー伝送工学/電気機器Ⅱ/パワーエレクトロニクス/エネルギーデバイス工学/電気設計/電気応用/電気エネルギーシステム工学専門実験A/電気エネルギーシステム工学専門実験B |
資格
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取得できる教育職員免許状
高等学校教諭一種免許状(工業)※
※文部科学省に申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更になる可能性があります。
・特に4年次には学校現場での教育実習が必修。中学校の免許状取得希望なら期間は3週間以上、高校の場合は2週間以上。中学校免許状の場合は、2年次に介護等体験の実習へ行く。