工学部
機械工学科
Department of Mechanical Engineering
機械工学科
VISION
機械工学の専門知識と先端技術で
未来のものづくりに挑む
機械工学の伝統的な学問体系を学び、最新のデジタルテクノロジーを活用した「ものづくり」のための設計・応用技術、新材料とその加工法、環境・エネルギー等に関する技術を修得し、脱炭素化を目指し、グリーンテクノロジーに対応できる機械技術者を育成します。
学科概要
学科の特徴
ものづくりの基盤となる機械関連分野を中心とする産業において活躍できる人材の育成を目指します。
3つのポイント
- 機械工学の基本的な原理と知識、材料やその特性などを学び、機械設計のエンジニアとしての基本的スキルを身につけます。
- グリーンテクノロジーの基礎を理解し、省エネルギーや再生可能エネルギー活用の方法、製品の環境への影響を最小限に抑えるエコデザインや廃棄物処理の問題への応用について学びます。
- 脱炭素化やクローズドループサプライチェーンの概念を理解し、環境負荷を低減させる持続可能なものづくりについて学びます。
キーワード
- 材料・熱・流体
- 機械設計
- 環境・エネルギー
- バイオメカニクス
- 医工連携
- 複合材料(ex.自動化技術、自動車用次世代パワートレイン、省エネルギー技術)
学科の学び
主な専門科目
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機械系製図Ⅰ・Ⅱ
機械製図の基礎となる正投影の原理、JIS規格、部品設計や精度、公差の指示方法を学ぶ。また、手書きによる製図スキルと共に、図面を効率的に作成・編集するためCADソフトウェアの操作スキルも修得する。
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材料力学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
材料力学とは、橋、鉄塔、自動車、飛行機、エネルギー機器、生体組織や細胞など形あるものの各部に作用している力や変形状態を明らかにする。はりの曲げ応力、はりのたわみ、ねじり、組み合わせ応力について学び、また材料力学と社会・技術との関わりについて理解を深める。
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医用生体工学
先進医療において工学の技術は必要不可欠であり、今後一層、医学と工学が連携した医療技術の研究開発が必要である。本科目では医療技術の研究開発に携わる機械技術者が身に付けておくべき生物の構造や機能に関する基礎知識と工学を利用した医療技術について学習する。その上で、生物の機能や運動を工学的に理解し、生体に配慮した技術開発に貢献できるようになることを目標とする。
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環境・エネルギー機械
現代社会において広く問題になっている環境とエネルギー問題について学び、CFDなどを用いながら流体力学的な観点から環境問題に対して検討する手法を修得する。
専門科目一覧
1年次 | 機械工学キャリアデザイン/機械系製図I/機械の原理・演習/工業力学I/電気基礎/機械系製図II/工業力学II |
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2年次 | 材料力学I/材料科学I/流体力学I/機械力学I/機械工作法/プログラミング基礎/材料力学II/熱力学I/機械要素設計/機械力学II /材料科学II/数値計算プログラミング/制御工学/計測工学 |
3年次 | 流体力学II/熱力学II/クリーンエネルギービークル/環境・エネルギー機械/生産プロセス/機械工学専門実験・演習A/機械工学専門実験・ 演習B/3Dモデリング/3Dシミュレーション/機械加工学/材料力学III/エコマテリアル/医用生体工学/機械設計演習/マイクロ・ナノ加工/伝熱工学 |
資格
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取得できる教育職員免許状
高等学校教諭一種免許状(工業)※
※文部科学省に申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更になる可能性があります。
・特に4年次には学校現場での教育実習が必修。中学校の免許状取得希望なら期間は3週間以上、高校の場合は2週間以上。中学校免許状の場合は、2年次に介護等体験の実習へ行く。