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環境土木工学科の鹿田教授が、国土地理院から測量・地図の普及・啓発に貢献した功労者として感謝状贈呈。測量行政への貢献や「空間情報セミナー」の継続的な開催などが評価

鹿田正昭教授国土地理院は測量・地図に関する普及・啓発に顕著な功績のあった令和2年度の功労者を6月2日(火)に発表し、環境土木工学科の鹿田正昭教授が選ばれました。

国土交通省は平成元年に測量法が公布され満40周年を迎えたことから、測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を一層高めることを目的として、法律が公布された6 月3 日を「測量の日」として制定しました。平成元年以降、毎年6 月3 日の「測量の日」を中心に測量・地図に関する各種行事が全国で行われるとともに、測量・地図に関する普及・啓発に顕著な功績のあった個人または団体に対し、国土地理院長から「測量の日」における功労者感謝状が贈呈されています。

今年度は鹿田教授を含む4個人と2団体が受賞しており、国土地理院より感謝状が送られます。新型コロナ感染症のため、現時点において授賞式は未定となっていますが、感染症収束の状況により、つくば市にある国土交通省国土地理院本院において贈呈式が行われる予定です。

鹿田教授の専門は測量学および空間情報工学です。金沢工業大学が国家資格である測量士補認定校となっていることから、認定条件となる科目「測量学Ⅰ」「測量学Ⅱ」や「測量実習・演習Ⅰ」「測量実習・演習Ⅱ」を担当しています。

あわせて、

・平成22年度に国土交通省国土地理院が設置した「地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議」座長

・測量士・測量士補試験考査委員会委員長

・(一社)日本写真測量学会常任理事

・(公社)日本測量協会北陸支部長、測量行政懇談会委員

・国土地理院研究評価委員会委員長

などの役職も務め、測量行政にも深く関わってきました。測量行政懇談会では平成26年度から平成27年度にかけて「測量技術者育成検討部会」部会長として大学・高専・短大・専門学校の測量教育および国家資格の方向性を示す重要な政策について取りまとめを行い、現在の測量教育の基礎となっています。

金沢工業大学においては、平成21年からK.I.T.空間情報プロジェクトの代表を務め、地理空間情報に関する最新技術を紹介する「空間情報セミナー」を年間5回開催するなど、地域での地理空間情報の普及・活用促進にも多大な貢献をしてきました。

以上のような学術・研究および測量行政での顕著な功績が、今回の受賞につながりました。

研究室で学生への研究指導を行う鹿田教授(右)

【関連リンク】

令和2年度測量・地図の感謝状贈呈者決定 | 国土地理院

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