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サイバー攻撃への対策・解析に関する実務に従事した学生による報告会が行われました。NECソリューションイノベータ株式会社との「KITコーオプ教育プログラム」

NECソリューションイノベータ株式会社北陸支社で行われた実施報告会の模様。

金沢工業大学がNECソリューションイノベータ株式会社(東京都江東区)と2021年度から開始した「KITコーオプ教育プログラム」実務報告会が2021年12月2日(木)、NECソリューションイノベータ株式会社北陸支社(金沢市)で開催され、メディア情報学科4年の吉田一博さんと情報工学科4年の村上慧さんが4か月間にわたる同社での実務経験について報告しました。

「KITコーオプ教育プログラム」は、学生が4か月間、企業の実務に従事し、授業等で学んだ知識・スキルを実社会での課題発見・解決に活かしていく金沢工業大学独自の“産学協同型”プログラムです。インターンシップが企業主導による短期間での就業体験であるのに対して、KITコーオプ教育プログラムは大学と企業が共同でカリキュラムを策定し、専門に関連した業務に長期間、従事するもので、給与も企業から支給されます。

NECソリューションイノベータ株式会社とは2021年3月にコーオプ教育実施に向けた協定を締結。同社社員により開講された寄附講座「サイバー攻撃への対策・解析講座」受講者の中から、吉田一博さんと村上慧さんが選抜され、NECソリューションイノベータ株式会社北陸支社にて実際の業務に従事しました。

吉田さんと村上さんは二人ともマルウェア(悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称)解析に興味があり、今回のKITコーオプ教育プログラムに参加したのも、「セキュリティ技術の知見を深めたい」(吉田さん)、「実際のセキュリティに携わる企業の業務内容を体験したい」(村上さん)という動機だったそうです。

二人は日頃体験することができない企業のセキュリティルームで、侵入テストと防御に関する課題に従事。「攻撃の仕方を観ることで防ぎ方も想像できるようになった」、「大学院進学後の研究に役立てたい」と充実した4か月を振り返りました。

金沢工業大学では、産業界と連携しながら、実社会をフィールドとした社会実装型の教育研究を大学をあげて推進しています。

今後も「KITコーオプ教育プログラム」の一層の充実をはかり、「Society5.0」で活躍できる技術者の育成、すなわち"次世代の担い手養成"に取り組んで参ります。

情報工学科4年の村上慧さん(左)とメディア情報学科4年の吉田一博さん(右)

発表中の吉田一博さん

発表中の村上慧さん

総評を行う大澤敏学長

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