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金沢工業大学大学院高信頼ものづくり専攻と機械工学科4年生によるチームが優勝。株式会社IHI・先端材料技術協会 主催の炭素繊維強化プラスチック 学生ブリッジコンテストで

優勝した金沢工業大学チーム(左より船越雅人さん、片山祐樹さん、齋藤拓也さん、大平裕介さん、遠藤将輝さん)

株式会社IHIならびに先端材料技術協会(SAMPE Japan)主催の学生ブリッジコンテストが11月10日(火)、東京大学で開催され、金沢工業大学大学院工学研究科 高信頼ものづくり専攻および大学院進学予定の機械工学科4年生で構成された有志学生5人によるチームが優勝しました。

本コンテストは参加学生がCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ブリッジの作製を通して、構造設計および成形方法等を工夫し、ものづくりの経験と設計能力を培うことを目的に毎年開催されています。

今年度は新型コロナウイルスの影響によりウェブでの開催となり、CFRPブリッジの強度試験のほか、材料や製作方法・設計方針をプレゼンテーションし、順位が競われました。

従来は参加チームがCFRPブリッジを会場に直接持参し試験に立ち合いますが、今年度はあらかじめウェブ開催会場の東京大学にCFRPブリッジを郵送。厳密な計量、採寸を経て、会場内の力学試験機により実施される耐荷重試験をウェブ上で見守りました。

新型コロナウイルスの影響もあり、例年に比べ参加チームが少なく、東京大学2チーム、日本大学4チーム、金沢工業大学1チームの計7チームの参加となりました。

金沢工業大学大学チームは850gの重量のCFRPブリッジを用意し、耐荷重が10,000lbf(約4.5ton)のカテゴリーGに参加しました。規定荷重をわずかに下回る9,908lbfで破壊したものの、同カテゴリーにおいて最も高い曲げ耐荷重を示し、昨年度に引き続き優勝を果たしました。

今回出場した大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年の片山祐樹さん、博士前期課程1年の大平裕介さん、齋藤拓也さん(リーダー)、機械工学科4年の遠藤将輝さん、船越雅人さんの5名は、いずれも複合材料の研究を行っている斉藤博嗣教授の研究室に所属しています。

各自の研究テーマを通して培った数値シミュレーションや材料・構造設計、成形技術などの知識と経験に基づきブリッジを設計し、成形は金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)の研究員による技術サポートを受けて行いました。

耐荷重試験を見守るメンバー

賞状

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