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環境土木工学科 宮里教授、田中准教授、花岡准教授らの研究グループの取り組みが、第25回『北陸地域の活性化』に関する研究助成事業に選定

一般社団法人北陸地域づくり協会の「第25回『北陸地域の活性化』に関する研究助成事業」に、環境土木工学科の宮里心一教授を中心とする研究グループの事業「北陸地方の道路構造物に適する維持管理技術の発掘と普及」が選出されました。

申請した事業は、全国で開発された道路橋・トンネルに対する多様な維持管理技術の中から、北陸地方に有効な技術を発掘し、その普及を図るものです。寒冷積雪地域、塩害環境、アルカリシリカ反応(ASR)を有するコンクリートの散在地域等の北陸特有の状況や、自治体ならびに地元コンサルタントのニーズをふまえて、全国各地の点検・補修技術の中から北陸地方に見合った技術を抽出し、北陸3県での展示会で紹介します。道路橋・トンネルなどの道路構造物の維持管理に苦労する自治体の支援を強化することが目的で、北陸地方の住民の安全・安心な生活の支えに寄与することが期待されます。助成事業の助成金額は50万円です。

この事業には、金沢工業大学、長岡工業高等専門学校、富山県立大学、金沢大学、石川工業高等専門学校、福井大学、富山市が参加しています。金沢工業大学からは、宮里教授のほかに、環境土木工学科の田中泰司准教授、花岡大伸准教授が参加しています。

「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業は、地域に住む人々の英知や発想を活かした多様な研究や活動を支援することにより地域の自立と活性化を促進する目的で、北陸地域づくり協会が平成7年度から行っています。今回の第25回「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業は、令和元年11月29日から令和2年1月31日まで募集が行われ、「地域づくり研究事業」に53件、「技術開発支援事業」に5件、「技術開発共同研究」に9件の応募がありました。その中から「地域づくり研究事業」14課題、「技術開発支援事業」4課題、「技術開発共同研究」2課題が選出されました。「北陸地方の道路構造物に適する維持管理技術の発掘と普及」は「技術開発支援事業」としての選出となります。

宮里教授を中心とする研究グループは、令和元年度の第24回「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業にも採択されており、助成を受け、北陸地方のインフラメンテナンス促進に関する調査研究を行いました。

2019年度の展示会(金沢会場)

2019年度の展示会(富山会場)

【関連リンク】

第25回「北陸地域の活性化」に関する研究助成課題の決定 - 一般社団法人 北陸地域づくり協会

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