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情報工学科 佐野渉二研究室が産学官連携で、AIタクシーの社会実装実験を実施。国連SDGs ゴール11「住み続けられるまちづくりを」の実現に向けて

工学部情報工学科 佐野渉二講師の研究室(ウェアラブルコンピューティング・ユビキタスコンピューティング)では、金沢市と株式会社未来シェア(本社 北海道函館市。代表取締役社長 松原 仁 公立はこだて未来大学副理事長・教授)との産学官連携で、AIタクシーの社会実装実験に取り組んでいます。

国連全加盟国が達成を目指すSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」では、ターゲットの一つとして「2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する」をあげています。佐野渉二研究室ではAIタクシーの社会実装実験を進め、SDGs達成への貢献を目指しています。

当社会実装実験の社会的背景

石川県が令和2年2月12日に発表した「石川県の年齢別推計人口~令和元年10月1日現在推計~」によると、石川県における老年人口(65歳以上)は構成比29.6%で、市町別で見ると50%を超える市もあります。*

高齢者の免許返納促進に伴う移動手段利用格差の解消は喫緊の問題となっていますが、ドライバー不足による運送・輸送の効率化や需給バランスの適正化、労働条件の改善も早急に解決すべき課題となっています。

石川統計指標ランド「石川県の年齢別推計人口~令和元年10月1日現在推計~」(令和 2年 2月12日)

実証実験を進めるAIタクシーの概要

SAVSイメージ(株式会社未来シェアWebページ http://www.miraishare.co.jp/savs/より)

佐野渉二研究室が株式会社未来シェアと共同で取り組むAIタクシーは、Smart Access Vehicle Service(以下 SAVS)と呼ばれています。佐野講師は公立はこだて未来大学のポスドクだった2012年より、社会実装に向けたシステム開発に主要メンバーとして参加していました。

SAVSはその後、事業に関しては、はこだて未来大学発のベンチャーである株式会社未来シェアが受け継ぎましたが、佐野講師は2016年の金沢工業大学着任後も 、SAVSに関する研究に継続的に取り組んでいます。

SAVSはコンピュータによるリアルタイム全自動配車システムです。乗客は、アプリで乗車場所や降車場所をどこにでも設定ができ、リアルタイムで配車が可能です。

乗客は、アプリで乗車場所や降車場所をどこにでも設定可能

ドライバー用アプリ画面例

近年普及しつつある配車アプリとは異なり、複数の乗客の配車依頼に対して、多くの車輌の中で、例えば移動時間の合計が最小になるといった、1番効率がよい車輌と送迎の順番を、AI技術(マルチエージェントシミュレーション)を用いて決定します。

1番効率がよい車輌と送迎の順番を、AI技術(マルチエージェントシミュレーション)を用いて決定

これにより、運送事業者においては効果的な配車手段の提供が可能となり、利用者にとっては移動手段利用格差の解消につながります。また効率的な車輌の運用により、エネルギーや温室効果ガスの削減につながるほか、人の移動に伴う地域経済の活性化も期待できます。

佐野研究室では今後も継続して社会実装実験を進め、石川県におけるAIタクシーの普及を進めていく考えです。

実験は金沢市の委託を受けたJTB、未来シェアとともに令和元年 9月21 日、令和2年2月21日に金沢駅周辺で行われた

情報工学科佐野研究室と経営情報学科齋藤正史研究室の学生が実験を実施。未来シェアの松舘渉代表取締役が説明を行った

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当社会実装実験の社会的背景

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高齢者の免許返納促進に伴う移動手段利用格差の解消は喫緊の問題となっていますが、ドライバー不足による運送・輸送の効率化や需給バランスの適正化、労働条件の改善も早急に解決すべき課題となっています。

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SAVSはコンピュータによるリアルタイム全自動配車システムです。乗客は、アプリで乗車場所や降車場所をどこにでも設定ができ、リアルタイムで配車が可能です。

乗客は、アプリで乗車場所や降車場所をどこにでも設定可能

ドライバー用アプリ画面例

近年普及しつつある配車アプリとは異なり、複数の乗客の配車依頼に対して、多くの車輌の中で、例えば移動時間の合計が最小になるといった、1番効率がよい車輌と送迎の順番を、AI技術(マルチエージェントシミュレーション)を用いて決定します。

1番効率がよい車輌と送迎の順番を、AI技術(マルチエージェントシミュレーション)を用いて決定

これにより、運送事業者においては効果的な配車手段の提供が可能となり、利用者にとっては移動手段利用格差の解消につながります。また効率的な車輌の運用により、エネルギーや温室効果ガスの削減につながるほか、人の移動に伴う地域経済の活性化も期待できます。

佐野研究室では今後も継続して社会実装実験を進め、石川県におけるAIタクシーの普及を進めていく考えです。

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