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CO2と空気の熱を利用するエコキュート自動車を提案。「SDGs×エネルギー」をテーマにした東京電力(TEPCO)等主催の学生ビジネスアイデアコンテストで、経営情報学科 松林研究室のチームがTEPCO賞を受賞

(左から)東京電力ESG推進室 野村威室長、高橋克茂さん、香林亜実さん、松林教授

金沢工業大学 経営情報学科の必修科目「CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)」(担当教員 松林賢司教授)で研究に取り組んだ経営情報学科2年の高橋克茂さんと同授業をSAとしてサポートしている松林研究室4年の香林亜実さんのチームによる研究成果、"意外な新エネルギー!?(CO2と空気の熱)を利用する車: エコキュート(ヒートポンプ)自動車の環境優位性"が、東京電力(TEPCO)等が主催する「SDGs×エネルギー」をテーマにした学生ビジネスアイデアコンテスト、「EMIRAビジコン2020 エネルギーインカレ」の最終プレゼンテーションに臨む代表5チームに選抜され、2月22日に東京・日本橋コレドホールで開催された最終選考会でTEPCO賞を受賞しました。

本コンテストは誰一人取り残さない未来を創るSDGsに、エネルギービジネスの視点から挑戦するもので、全国から168チームの応募がありました。

松林研究室のチームは、温室効果ガスであるCO2の利用技術を対象顧客とその実用度に合わせてマッピングし、SDGs達成度、実用性、市場成長性、並びに独創性の4点に関して個々の技術を調査・研究しました。

研究チームは、CO2を固定化して空気の熱を活用する日本発のクリーン技術、エコキュートに注目し、自動車のCO2を排出するガソリンエンジンをCO2を排出しないエコキュートとスチームエンジンで代替する技術的な方法論を、SDGsの「7番: エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「9番: 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「13番: 気候変動に具体的な対策」に関連させながら、エネルギー効率やCO2削減効果を具体的に試算して提案したことが高く評価されました。

*エコキュート

再生可能エネルギーである「空気の熱」を利用する省エネ給湯機。冷媒は自然冷媒であるCO2を使用

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