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経営情報学科3年生チームが準優勝。
日本ガス協会・日本マーケッティンク学会「全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト」

金沢工業大学 経営情報学科の必修科目である「マーケティング戦略」(担当教員:松林賢司教授)でチーム研究に取り組んだ同学科3年生の生地竜也さん、加治勇汰さん、北岡克彬さん(チームリーダー)の"大手ガス会社と天然ガストラックメーカーの広告宣伝分野の協業"に関する研究成果が、「2017年 全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト」(主催:日本ガス協会、協賛:日本マーケティング学会)の最終プレゼンテーションに臨む代表6チームに選抜され、本年12月9日に東京品川・インターシティホールで開催された本大会で発表し、全国準優勝しました。

本コンテストは物流事業のエネルギーセキュリティ問題の解決に向けて大型の天然ガストラック(メーカー量産車)を日本において普及させるための効率的なマーケティング戦略を立案するもので、国内の大学・大学院から45チームの応募がありました。

日本の輸送部門はその燃料の大部分を石油に依存しており、天然ガストラックの占める割合は全体のわずか1%未満であるのが現状です。しかし、東日本大震災においては、生活のライフラインを担う運送事業者において軽油の調達が困難となり、エネルギーセキュリティの観点から輸送分野のエネルギー源の多様化の実現する為に早期の天然ガスの利用拡大が急務とされています。また天然ガス自動車は二酸化炭素や大気汚染物質の排出量が少なく、地球環境の改善にも貢献できます。

経営情報学科3年生の生地竜也さん、加治勇汰さん、北岡克彬さんの研究チームは国内物流市場の現状に関するフィールド調査結果と金沢工業大学が提唱する共創教育の精神に基づき、新たなる出費を伴わず関係者すべてがメリットを享受できる解決策を提案しました。具体的には、大手ガス会社の広告宣伝費の一部を天然ガストラックのラッピング広告に用途転換することにより、天然ガストラックの価格を一般のディーゼルトラックよりも安価にし、物流業者には天然ガストラック購入に当たっての経済的優位性、天然ガストラックメーカーには販売予定目標の達成、大手ガス会社には都市ガス販売量の増加、及び国民には物流業界のエネルギーセキュリティの強化といういわゆる、“4方良し”のメリットがある施策を定量的に提案したことが審査員に高く評価されました。

【書類審査通過6チーム】

■名古屋学院大学「Vender Link Consumer (VLC) システム ~中小企業へのアプローチ~」

■東京工業大学大学院「宇宙利用による自動運転、低燃費トラック開発の支援と中小零細物流業者へのトラック導入支援」

■東洋英和女学院大学「絵本でトラックをファミリーに」

■東海大学「移動販売車による天然ガストラックの利用」

■東京都市大学「ふるさと戦略 ~天然ガストラックで地方創生~」

■金沢工業大学「第3者の広告による天然ガストラック購入費用の削減」

「2017年 全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト」ウェブサイト

http://www.gas.or.jp/ngvj/contest/

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