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「世代・分野・文化を超えた共創教育」
イノベーション創出に向けた金沢工業大学の新たな教育の取り組み

金沢工業大学(学長 大澤 敏)は2016年度から、グローバル社会に向けイノベーション創出を可能とする新たな教育の取り組みを始めます。

金沢工業大学は「世代・分野・文化を超えた共創教育」を実践します。
世界の舞台で活躍できる能力を育む「アクティブでオープンな夢考房キャンパス」を実現し、学生はそれぞれの夢やビジョンの実現を目指してアクティブに知的創造活動に取り組みます。

【世代を超えた共創教育】

個々の研究室とは別に、金沢工業大学のカリキュラムの主柱である問題発見・解決型教育「プロジェクトデザイン教育」を軸に、学部・大学院まで一貫したクラスター研究室を創設し、連携して社会の多様な課題に取り組みます。クラスターには企業の技術者、地域の方々も加わっていただき、学生が世代を超えて多くの方々と関わる中で、深い学びと卓越したコミュニケーション能力、イノベーション創出能力を高めます。

【分野を超えた共創教育】

領域を異にする専門分野や基礎研究・製品開発研究の融合領域を強化し、イノベーションを絶え間なく創出できる学風とシステムを構築します。

正課においても、学科目の授業と多分野にわたる100を超える課外プロジェクト活動との関連を明示するeシラバスを2016年度から本格運用します。正課と課外プロジェクトとの多種多様な組み合わせにより、学生一人ひとりに最適なカリキュラムを実現します。

さらにイノベーション創出の基盤となる知識・スキルについては、「学生同士が教え合う」金沢工業大学独自のアクティブラーニングを2016年度入学生から全授業科目で導入し、確実な定着を図ります。

【文化を超えた共創教育】

2016年度から専門基礎科目とプロジェクトデザイン科目の一部を英語で実施し、4年後の2020年には全授業科目の約50%で工学英語を取り入れた授業運営を行います。提携校のロチェスター工科大学(米国)とはジョイントディグリーにむけて授業開発を進めるほか、「プロジェクトデザイン教育」の海外輸出も進めます。これにより、海外に出て行く「グローバル化」から、世界から多くの人びとが「共同と共創による価値」を求めて金沢工業大学のキャンパスに集う「新時代の夢考房キャンパス」へと変革を行い、文化の異なる人々と、互いに理解を深め、協働する力を養う教育研究システムを構築します。

eシラバスの画面。学内ネットワーク上のシラバスで、授業と課外活動のつながりが示され、教材なども配信される。

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