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高校生を対象とした「平成28年度 KIT数理講座」を開催

金沢工業大学数理工教育研究センターでは高校生を対象とした「平成28年度 KIT数理講座」を7月16日(土)13時から16時30分まで扇が丘キャンパス23号館4階フロアで開催します。


数学や理科・科学・モノづくりに興味のある高校生に、普段とは異なる側面での数学の学習や面白さ、モノづくりにおける数学・物理の重要性を紹介するもので、高校生41名が参加します。


■13時~14時30分
「ニュートンの運動の3法則を概念理解と実験で解き明かそう」担当 工藤知草講師
運動の第1法則(慣性の法則)は、物体に力が働かない場合、物体が一定の速さで直線運動し続けるか、静止し続けるという法則である。運動の第2法則は、もし物体に加速度が生じたときには、その原因は力であり、運動方程式が成立すること示している。この運動方程式により、ロケットを宇宙に飛ばすことが可能になる。しかしながら、地球上では、摩擦力や空気抵抗があるため、力が存在しない状況をイメージすることは困難であり、誤概念が生じることが多い。
今回の講座では、友達と協力しながら運動の3法則を実験で検証し、正しい概念と本質的な理解を獲得する。またクリッカーで予測し、楽しみながらディスカッションして、物理の面白さを体験する。*クリッカーとはオーディエンス・レスポンス・システムのことです


■14時50分~16時20分
「デジタルオーディオに強くなろう」担当 篠田昌久教授
日常にありふれているCD(コンパクトディスク)、DVD、地デジ放送、スマートフォンなどでは、デジタル信号が使われている。音声信号をデジタル信号として扱ったものがデジタルオーディオである。このようにデジタル信号とすることで、情報の伝送、複製、加工などがいとも簡単に行えるようになった。では、デジタルオーディオの原理とはいったいどんなものだろうか?
本講座では、CDを例にとり、発光ダイオード(LED)を用いてディスクの信号を読み取る原理(光工学)と、読み取られた信号から音楽として生成される原理(情報工学)を、模擬的なCDプレーヤーを実際に組立ながら学ぶ。さらに、オリジナルディスクを製作して、デジタルオーディオの世界を楽しむ。


金沢工業大学数理工教育研究センターについて
http://www.kanazawa-it.ac.jp/efc/

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