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多国籍チームで発展途上国のリアルな問題に取り組み、解決策を提案・実行
「ラーニングエクスプレス」報告会開催

金沢工業大学、金沢工業高等専門学校では、異なる国の学生が発展途上国を訪問し、フィールドワークを通して、地域発展、環境問題などの観点から問題を発見し、その解決策を提案し実行するという国際的ソーシャルイノベーションプロジェクトを展開しています。

その一つとして、東アジアの大学間で協力して行う「ラーニングエクスプレス」を平成24年度から実施しています。

平成26年3月には金沢工大の学生3名と金沢高専の学生4名が、シンガポール、ベトナム、インドネシアの学生達とともに多国籍のチームを組んでインドネシアの村々を訪問し、フィールドワークを行いました。そして「デザインシンキング」の手法を用い、村人達へのインタビューや観察を通して問題を発見・定義し、アイデアの創出、プロトタイプ(試作品)の製作を行い、解決策を提示しました。

さらに金沢工大の学生3名は帰国後もキャンパス内にある夢考房の短期プロジェクトとして、インドネシアでの扇子作りに使用する「のりつけ」工具の作成に取り組んでいます。

 

この活動に取り組んだ金沢工大、金沢高専の学生による報告会を6月17日(火)16時40分から17時40分まで金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館1階コミュニケーションスタジオで開催いたします。

これを機会に金沢工大、金沢高専の新しいグローバル人材育成の取り組みをぜひご覧ください。

 

「ラーニングエクスプレス」報告会

1)日時:平成26年6月17日(火)16時40分~17時40分

2)場所:金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館1階コミュニケーションスタジオ

3)報告会流れ:

・ラーニングエクスプレス概要説明  約5分

・金沢高専生4名の発表        約15分

・金沢工大生3名の発表        約15分

・次回プログラムについて募集案内 約10分

・質疑応答 約15分

 

【報告学生について】

金沢工業大学

伊藤 悟 バイオ・化学部 応用化学科 3年生

佐々木 亮 環境・建築学部 建築学科 3年生

島﨑 樹 工学部 航空システム工学科 2年生

 

金沢工業高等専門学校

大家 颯馬 電気電子工学科 5年生

北 周平 電気電子工学科 5年生

谷内 聡一郎 機械工学科 5年生

北口 知樹 グローバル情報工学科 5年生

 

 

【デザインシンキングと事前学習】

デザインシンキングは、問題発見・解決に臨む際に、あるユーザーを想定し、そのユーザーにとって何が問題で、何が必要なのかを考え、アイデアを創出。まとめた解決策は具体化し、ユーザーが望むものかどうかを実験・検証し、ブラッシュアップを図っていく人間中心の設計手法です。

「ラーニングエクスプレス」に参加するにあたってはこのデザインシンキングについて以下の1)から6)までを習得します。

1)導入(プロセス)、2)観察法、3)インタビュー法、4)情報のまとめ方(KJ法)、5)ブレインストーミング法、6)プロトタイプの活用法

さらにフィールドワークを行う国の面積や人口、人種、言語、宗教、文化、教育システム、主な産業や国の課題、GDPなどを事前に学習し、活動に臨みます。

 

 

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