Joseph Anthony Zonghiさんが、「KIT-RITデュアルディグリープログラム」（Dual Degree Master’s Program）で学び、金沢工業大学（KIT）とロチェスター工科大学（アメリカ・ニューヨーク州、RIT)の学位を取得しました。9月13日（火）に令和４年度 前学期学位授与式がイノベーションホールで行われ、Zonghiさんに金沢工業大学の修士の学位が授与されました。

KIT-RITデュアルディグリープログラムは、金沢工業大学とロチェスター工科大学の両大学院で学び修了要件を満たすことで、最短2年間で両大学の修士号取得が可能となるものです。金沢工業大学では、大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程の学生対象のプログラムです。ロチェスター工科大学は、アメリカ・ニューヨーク州北西部、オンタリオ湖に面したロチェスター市にある私立の工科系大学です。雑誌『Forbes Magazine』で全米ベスト大学の一つと評価されています。

Zonghiさんは、ロチェスター工科大学の学生としてKIT-RITデュアルディグリープログラムに参加した第一期生です。デュアルディグリープログラムの入試プロセスを通過後、2020年後学期から金沢工業大学大学院 工学研究科情報工学専攻（中沢実研究室）に在籍。コロナ禍の状況下の中でしたが、オンラインで金沢工業大学の授業を受講するとともに、来日も果たし、両大学のキャンパスで学びました。ロチェスター工科大学の学生として、両大学の学位を取得した初めての学生となります。

金沢工業大学の学生としては、工学研究科情報工学専攻博士前期課程（中沢実研究室）の本田彰吾さんがKIT-RITデュアルディグリープログラムの第一期生として、2020年から両大学で学びました。コロナ禍でしたが渡米も実現し、ロチェスター工科大学の授業を受講。両大学の教員から指導を受けて研究活動を行い、2022年4月に両大学の学位を取得しました。

金沢工業大学は、今後もKIT-RITデュアルディグリープログラムを推進し、国際性を兼ね備えた高度な専門知識を有する技術者を輩出していきます。