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経営情報学科の三ケ山優斗さんと水野智章さんが「第13回データビジネス創造コンテスト」の本選で優秀賞を受賞。タクシーのデータ分析をもとに新たなサービスを提案

経営情報学科3年の三ケ山優斗さんと水野智章さんが、9月11日(土)に「第13回データビジネス創造コンテスト」の本選にファイナリストとして参加し、「優秀賞」を受賞しました。

優秀賞を受賞した水野智章さん(左)と三ケ山優斗さん

「第13回 データビジネス創造コンテスト 〜Digital Innovators Grand Prix (DIG) 13〜」は慶應義塾大学が主催する、データを活用し知の抽出や価値の創出を競うコンテストです。今回のテーマは「モビリティデータが創るスマートシティ ~スマートモビリティが支える未来の生活~」で、タクシー乗降件数に関する統計情報、ドライブレコーダー画像や独自に収集したデータを多角的に分析し、未来の生活をよりよくする提案が募集されました。

三ケ山さんと水野さんの工大チームは、作成した提案の実現可能性が高く評価され、8月23日(月)に予選を通過しました(44チームの中から10チームが選抜)。その後、コンサル大手「アクセンチュア」の社員が社会人コンシェルジュにつき、アドバイスをいただきながら、本選に向けて提案をブラッシュアップしていきました。

本選は9月11日(土) 13:30~18:30に実施され、発表の結果、工大チームは「優秀賞」を受賞しました。優秀賞は、最優秀賞に次ぐ2位にあたる賞となります。

工大チームは、大都市のタクシー走行データについて移動傾向・頻度を統計解析・地理情報システム(GIS)等を使って分析し、主な利用層はビジネス目的・観光目的・地域住人の日常使い等、タクシーがさまざまな移動ニーズに応える交通手段であることを確認しました。その上で、日本の抱える社会問題(新型コロナ感染症対策、高齢化社会など)について他のデータや独自のアンケート調査の結果を分析し、ターゲットを高齢者と定め、タクシー利用時の問題に対する対策アプリを提案しました。高齢者対象のアプリについては、これまでも多く提案はある一方、今回の提案では高齢者のスマホアプリに不慣れな問題について深掘りし、高齢者ばかりでなくその家族のニーズのボトルネックを解消するユニーク且つ効果が期待されるアイデアが盛り込まれ、審査員に高く評価されました。

三ケ山優斗さんコメント

水野さんを誘って初めて出場しましたが、高度な分析ツールを使ったチームもあるなかで、優秀賞を獲得することができました。しっかりした仮説をたて、段階を追って分析を進めた点が評価されたと聞いています。2人という少ない人数でチャレンジしましたが、扱うデータが膨大だったため、データを整理するのが大変でした。将来はコンサルタントをめざしているので、今回のデータ分析の経験が間違いなく自分の将来に生きてくると考えています。

水野智章さんコメント

使用した分析手法はそれほど高度ではなかったかもしれませんが、他のチームに比べて、分析の数をこなした自負があります。予選から本選までの1週間は、朝から晩まで2人でデータ分析に取り組みましたので、受賞につながり嬉しいです。受賞にあたっては、アクセンチュアのコンシェルジュの方からのアドバイスで、本選に向けて発表方法をかなりブラッシュアップすることができました。今後は、プロジェクトデザインⅢ(卒業研究)で石原研究室に所属し、データ分析の研究に携わる予定ですので、約45万件という膨大なデータを扱った今回の経験を活かしていきたいです。

【関連リンク】

経営情報学科の三ケ山優斗さんと水野智章さんが「第13回データビジネス創造コンテスト」の予選を通過し、ファイナリストとして本選出場へ。9月11日(水)の本選で、タクシーのデータ分析をもとに新たなサービスを提案(2021年8月30日)

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