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高校生・高専生を対象とした「学都圏“いしかわ”創成 ~ラーニングストラテジーを学ぶPBLコンペティション~」を8月18日(水)~20日(金)に開催。
~三菱みらい育成財団」 2021年度助成事業 採択~

「金沢市近郊 私立大学等の特色化推進プラットフォーム(私大等PF)」と金沢工業大学は、石川県内の高校生・高専生を対象とした「学都圏“いしかわ”創成 ~ラーニングストラテジーを学ぶPBL(*1)コンペティション~」を8月18日(水)~20日(金)に開催します。日本有数の学都である石川県を題材に、ラーニングストラテジー(*2)を、第3の学びの場「仮想空間」で身につけるプログラムとなっています。

本プログラムは、一般社団法人「三菱みらい育成財団」が募集していた2021年度助成事業の「心のエンジンを駆動させるプログラム」に採択されました。

プログラム概要

この高校生を対象としたPBLコンペティションは、「学都圏“いしかわ”を創成するアイデア」をテーマに、3日間の完全オンライン・学校混成型チームで行います。自身の高校では出会うことがなかった他高校の生徒と議論し、私大等PFの12の教育機関の教員とも対話する活動を通して、アイデアを創出する過程で「ラーニングストラテジー」を学び、探究する心のエンジンを駆動させるものです。特別な準備学習は不要であり、このプログラムの中で問題発見・解決スキルと共に、問題発見・解決のために必要な知識や技能の学びを創出するスキル(ラーニングストラテジー)を理解し、その向上を目的としています。チームを組んだ生徒は自分たちで時間割を決め、相談する教員を推薦してくれるAIも活用してチーム活動を進めます。

コンテストでは、提案されたアイデア、活動を通した学びの過程の2つを評価対象とし、それぞれの入賞者一人ひとりに賞状と記念品を贈呈します。

プログラム名:学都圏“いしかわ”創成―ラーニングストラテジーを学ぶPBLコンペティション―

開催日:2021年8月18日(水)~20日(金) 9:00~16:00

参加対象:石川県内に設置された高校の生徒および高専の学生(1~3年生)

参加費:無料

主催:金沢市近郊 私立大学等の特色化推進プラットフォーム、金沢工業大学

チラシ [PDF]

申し込みフォーム

今回のプログラムは、2020年8月24日から28日にオンラインで実施したモデル授業「学都圏“いしかわ”創成~みんなで考えるジブンの大学~」を発展させたものとなります。モデル授業には、金沢工業大学の学生9名が参加し、チームで活動テーマ「学都圏“いしかわ”のPR」にZoom、clusterを使った仮想空間内で取り組みました。成果発表会の注目度は高く、全国から約100名もの教育関係者からの見学がありました。

*1 PBL:Project Based Learningの略。実世界に存在する解決すべき複雑な問題を、プロジェクトとして解決・検証していく学習のこと。

*2 ラーニングストラテジー:戦略的学習力。オックスフォード大学による調査「The Future of Skills : Employment in 2030」にて、2030年に必要とされるスキル1位に選定されている。

三菱みらい育成財団と助成事業について

三菱みらい育成財団は、未来を担う若者の育成を目指す教育活動への助成と、活動成果を高めるための支援・ネットワークづくりや情報発信を行い、その成果を広く社会に波及させるための活動を行っています。2021年度募集は、5つのカテゴリーで募集が行われており、6月28日(月)に助成案件が発表されました。

活動の流れ

①導入

「Gather Town」に入場してからの最初の3時間は、これから3日間の活動内容と身に付けるラーニングストラテジー(「経験学習力」「自己調整学習力」「知識共創力「環境適応力」)との関係を始め、議論を進めるために必要な基本スキルを習得します。また、テーマである「学都圏いしかわ創成」に込めた想いを聞いていただき、理想的な学びに必要な、先生、仲間、自分自身、または環境や文化について考えます。

使用するオンライン学習環境「Gather Town」の様子

②自分たちで決める時間割

3日間のうち、いつ誰に学ぶかを自由に決める事が出来ます。ただし、最低6時限(50分間×6時限=300分間)は私大等PFの専門的な先生方と直接意見交換を行っていただきます。その先生方を推薦するために、教員推薦AIを用意しました。知りたいキーワードなどを入力すると、このプログラムを担当する教育機関の先生が推薦されるので、その先生方とGatherTownで面談することができます。教員との意見交換以外の時間は、色んな学校から集まったチームメンバーと話し合い、発表に必要な準備を行い、休憩を取り、自由な学習計画を立てながら遂行してもらいます。

教員推薦AIのイメージ画面

③発表評価

このプログラムでは、自分たちの考える学都圏いしかわのアイデア発表と同等に、3日間の学習活動が評価されます。それらの優秀チームには「最優秀プロジェクト賞」と「最優秀ラーニング賞」を表彰し、一人ひとりに賞状と記念品を贈呈いたします。また、全参加者にプログラム修了認定証も贈呈いたします。表彰者は今後整備するウェブサイトで公開を予定しておりますが、氏名は本人の許可を得てから公開いたします。

2020年に大学生が行った発表会の様子(Clusterにて実施)

高校教員向け資料(クリックでPDFをダウンロードできます)

④参加教員

金沢医科大学医学部生化学Ⅱ 米倉秀人教授

金沢医科大学看護学部医科学 解剖学Ⅰ 島田ひろき教授

金沢星稜大学経済学部 新広昭特任教授

金沢星稜大学女子短期大学部経営実務学科 手塚貴子准教授

北陸大学薬学部薬学科 木藤聡一准教授

北陸大学医療保健学部医療技術学科 油野友二教授

北陸大学国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科 島田博行講師

北陸大学国際コミュニケーション学部心理社会学科 林洋一教授

北陸大学国際コミュニケーション学部心理社会学科 小島弥生教授

金沢工業大学基礎教育部基礎実技教育課程 宮田孝富講師

金沢工業大学基礎教育部教職課程 木村竜也准教授

金沢工業大学工学部機械工学科 福江高志講師

金沢工業大学工学部電気電子工学科 金野武司准教授

金沢工業大学工学部環境土木工学科 田中泰司教授

金沢工業大学工学部情報工学科 佐野渉二准教授

金沢工業大学情報フロンティア学部メディア情報学科 浦正広講師

金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科 田中孝治准教授

金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科 北川達也講師

(参加教員は決まり次第追加いたします)

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