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金沢工業大学BusStopプロジェクトが、バスの現在位置がわかる「バスどこシステム」の実証実験を拡大。シャトルバス「のんキー」にシステムを新たに追加

金沢工業大学の学生プロジェクトのひとつ「BusStopプロジェクト」は、野々市市のコミュニティバス「のっティ」の現在位置がわかる「バスどこシステム」を開発し、野々市市の協力を得て2018年5月1日から実証実験を行っています。野々市市民からのシステムに対する要望をアンケートにより収集し、その改良を繰り返し加えながら、現在に至っています。

昨年度は、小型軽量化や耐久性アップ等の完成度アップの取り組みや次期に備えた活動を地道に行ってきました。

その成果として、「バスどこシステム」を野々市市協力のもと、ののいちバス株式会社が運営するシャトルバス「のんキー」へも適用し、6月25日より実証実験の範囲を拡大します。

「のんキー」は、既に「バスどこシステム」を実装済みの「のっティ」の周遊コースとは違い、往復コース(野々市駅南口と松任中央病院をつなぐ)で運行しているため、各バス停の出発時刻の表示には新たな工夫を凝らしています。

「のっティ」・「のんキー」 のバスどこシステムへは、下記のURLよりアクセスできます。

https://nottydoko-demo.sodeproject.com

これからの暑くなる季節、「バスどこシステム」を拡大することで、熱中症予防としてバス待ち時間の短縮にもつながることが期待されます。

今後は、実装を予定するバス停の周辺情報を盛り込むことや、これまでの野々市市役所とは違う場所にてアンケートを取り、新たな利用者の声を改良等に役立て、さらに利用者にとって利便性の高いシステムをめざしていきます。

バスどこシステム画面例(PC版)

バスどこシステム画面例(スマートフォン版)

バスどこシステムの概要

「のっティ」や「のんキー」の車両にGPS機器を設置し、LoRa*、3G回線でサーバーに送られた位置情報をWebアプリケーションに表示するもので、スマートフォンやタブレット、PC等の端末で、バスの現在位置がリアルタイムで確認できます。

*LoRa IoT向けの通信ネットワークに用いられている無線通信方式の一つ。「バスどこシステム」では国際高専独自 LoRa技術(特許出願済)でバス停間の通信を行っています。

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