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建築を学ぶ姉妹都市ナンシー市の学生たちが金沢の文化資源を発見し提案。国際ワークショップ「生き続ける金沢の歴史的都市・建築空間」成果発表会・講評会を4月19日(金)に開催

国際ワークショップ「生き続ける金沢の歴史的都市・建築空間」の成果発表会・講評会を、4月19日(金)14時から18時まで、金沢学生のまち市民交流館 交流ホール(金沢市片町2丁目5番17号)で開催します。

「生き続ける金沢の歴史的都市・建築空間」は、建築を学ぶ日本・フランスの学生らが、金沢の新たな文化資源を発見し提案するワークショップで、4月12日(金)~4月19日(金)の期間をかけて行われます。学生と教員は金沢の野町・寺町エリアを街歩きし、市民との対話を繰り返しながら金沢の豊かな文化資源を発見。それらをもとに建築プロジェクトの提案をまとめ、最終日の成果発表会・講評会で発表します。

ワークショップには、下記の3校の学生36名と教員4名が参加します。

・ナンシー国立高等建築学校(学生11名、Anne Scheou准教授)

・東京理科大学(学生16名、理工学部建築学科 山名善之教授)

・金沢工業大学(学生9名、建築学部建築学科 竹内申一教授、戸田穣准教授)

11のグループによって提案されるプロジェクトは、「間」「奥」「町屋」「坪庭」「境内」「柱」等のコンセプトによって様々な金沢の諸相が切り取られ、「日本の美の再発見」として提案されます。

金沢市の姉妹都市・ナンシー市で建築を学ぶ学生たちは、日本の学生との交流を通し、どのような金沢の文化資源を発見し、プロジェクトとして提案するのでしょうか。ご期待ください。

参加者による街歩き

参加者による街歩き

中間発表の様子

成果発表会・講評会が4月19日(金)に開催されました。最終的な提案として、下記の3つを含む提案が発表されました。

作品1:幼少期に寺町に住んでいた詩人の中原中也の記念館を計画した作品。中原中也の詩や人生に表れる「明暗」を表現するため、建物を巡るシークエンスの中に様々な光の状態をつくり出しています。

作品2:犀川大橋から続く大通りと、その奥の情緒ある住居地域をつなぐ計画。金沢の金箔と工芸技術を体験・展示する仏壇のギャラリーやカフェが計画されており、展示物を巡りながら自然と街の奥へと導かれるプランとなっています。

作品3:蛤坂の途中にある眺望の良い場所に、職人大学のサテライト工房や研修のための宿泊施設等を計画した作品。川側との高低差と敷地の奥行きを利用し、建築物をずらしながら層状に配置することで、「奥」のコンセプトを表現しています。

成果発表会の様子

成果発表会の様子

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