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「タカジアスターゼを調べてみよう」「日本古来の甘酒を作ってみよう」
郷土の偉人、高峰譲吉博士の行った研究を元に、学生が科学実験教室を金沢市立高尾台中学校で実施

金沢工業大学では、バイオ・化学部応用バイオ学科と応用化学科の学生による「未来の高峰譲吉博士は君だ!発酵産業活性化プロジェクト」が、 3月6日(水)に金沢市立高尾台中学校(金沢市高尾台1丁目128)で科学実験教室を開催しました。

対象は1年生の1組から5組までの約150名。2限( 9時45分~10時35分)は1組・2組、3限(10時45分~11時35分)は3組・4組、4限(11時45分~12時35分)は5組の生徒が受講しました。プログラムは実験A「高峰譲吉博士の研究を学ぶ:胃腸薬タカジアスターゼを調べてみよう」と実験B「身近な発酵食品を学ぶ:日本古来の甘酒を作ってみよう」の2種類があり、郷土の偉人である高峰譲吉博士の行った実験を元にプロジェクトの学生が企画しました。生徒はA、Bどちらかの実験を選択し、高峰譲吉博士の偉業や発酵の力を楽しく学びました。

実験A「高峰譲吉博士の研究を学ぶ:胃腸薬タカジアスターゼを調べてみよう」

郷土の偉人、高峰譲吉博士が発見した消化酵素剤、「タカジアスターゼ」について学びます。高峰譲吉博士の実験を再現した小麦ふすまからタカジアスターゼを抽出する実験を体験。でんぷんプレートに酵素液で絵を描くことで、タカジアスターゼの効能や酵素反応の原理について学びます。

実験B「身近な発酵食品を学ぶ:日本古来の甘酒を作ってみよう」

石川県ではかぶら寿司のような麹を利用した発酵食品が身近なものになっています。その一方で麹にはさまざまな種類があり、古来より日本人は用途に応じて麹を使い分けてきたことはあまり知られていません。 実験では3種類の異なる温度で作った甘酒の糖度を測定することで麹菌が働く適正温度について学びます。また2種類の異なる米麹を用いて調製した甘酒の味見を行い、麹菌の違いによる発酵の仕組みの違いについて学びます。

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