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金沢工業大学チームが「IHI/SAMPE-Japan 学生ブリッジコンテスト」のカテゴリーGで1位に。複合材料で製作したブリッジの耐久性を競う

「IHI/SAMPE-Japan 学生ブリッジコンテスト」カテゴリーGで、金沢工業大学チームが1位になりました。このコンテストはSAMPE Japan(※)が主催し、2月25日(月)に岐阜県工業技術研究所(ぎふ技術革新センター)で開催されました。

「IHI/SAMPE 学生ブリッジコンテスト」は、複合材料構造の設計・成形を一貫して体験することで、学生が複合材料に親しみ、その能力を高める機会を設けることを主旨としています。参加する学生は、ルールに適合するブリッジを製作し、曲げ試験で耐荷重や重量の数値を競うとともに、ブリッジの材料、製作方法、設計方針をハイライトしたポスターを作成します。今回の大会には、金沢工業大学や岐阜大学、東京大学、日本大学の4大学計8チームが参加しました。カテゴリーGは金属・セラミックを用いずにブリッジを製作する部門で、設計荷重15,000lbfの複合材料製のブリッジ(橋)を各チームが製作。ブリッジの曲げ試験での耐荷重や重量の数値などを競いました。

金沢工業大学チームのメンバー3名は、廣瀬・吉田研究室の所属です。研究室の研究課題の一つである発泡コアサンドイッチパネルを活用し、複合材料の特徴である異方性や高強度を引き出すため、硬質発泡コアを用いて構造的な剛性を高める構想を考えてブリッジの設計・製作を行いました。

金沢工業大学チームメンバー

西岡航太さん(大学院工学研究科博士前期課程 機械工学専攻1年、廣瀬・吉田研究室)

齊藤孝佑さん(工学部航空システム工学科4年、廣瀬・吉田研究室)

吉岡晃輔さん(同上)

受賞した吉岡さん(左)、齋藤さん(中)、西岡さん(右)

ブリッジの解析シミュレーション結果(発表資料より)

製作したブリッジの耐荷重を曲げ試験機で計測(コンテストにて)

※SAMPE Japan:日本語名 先端材料技術協会は、アメリカ合衆国に所在するSAMPE本部(SAMPE Global)の組織下にあり、その日本支部(Japan Region)として位置づけられるものです。SAMPEとはSociety for the Advancement of Material and Process Engineeringの略で、材料とその加工・応用に関する技術を中心にして、研究・開発、生産、利用ならびに教育に関する情報を収集、交換、討議、見学するなどの場を提供している団体です。

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