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石川県のロボット教育の水準の高さを世界に示す。
金沢工業大学が地域の学術拠点として小中高校生を対象に進めてきたロボット講座の成果。Yumekobo Juniorがロボット競技会「World Robot Challenge」で人工知能学会賞受賞

人工知能学会賞受賞を受賞したチーム「Yumekobo Junior」

金沢工業大学ロボティクス学科出村公成教授が指導するチーム「Yumekobo Junior」が2018年10月17日(水)から21日(日)まで東京ビッグサイトで開催されたロボット競技「World Robot Summit/World Robot Challenge」(主催 経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ジュニアカテゴリー/ホームロボットチャレンジ」部門で人工知能学会賞を受賞しました。


「World Robot Summit 2018」は2020年に開催が予定されている本大会「World Robot Summit 2020」のプレ大会として開催されたもので、世界各国から参加がありました。競技種目は、4カテゴリー(ものづくり、サービス、インフラ・災害対応、ジュニア)、全9種目があり、「ジュニアカテゴリー/ホームロボットチャレンジ」部門では、19歳以下のチームが、家庭内における物の移動等の各種作業をロボットで行い、正確性や創造性を競います。


チーム「Yumekobo Junior」は中高校生からなるチームで、金沢工業大学が地域の学術拠点として小中高校生を対象に進めてきたロボット教育の水準の高さを世界に示しました。


【チーム「Yumekobo Junior」と大会概要】

 「夢考房Junior」は金沢工業大学の「COC(Center of Community)事業」の一環として2014年度に誕生したプロジェクトです。科学技術分野で活躍する次世代グローバル人材の育成を目指して、石川県内の小中高校生を対象にRobot Technology講座を開講してきました。現在は金沢工業大学ロボティクス学科のプロジェクトとして出村公成教授が中心となって研究指導を行っています。


人工知能学会賞を受賞したチーム「Yumekobo Junior」メンバー

谷本圭駿さん(金沢錦丘高等学校1年)

山崎 奏さん(金沢市立清泉中学校2年)

相良碧生さん(金沢市立兼六中学校1年)

窪田靖之さん(川北町立川北中学校1年)

指導教員 ロボティクス学科出村公成教授



 チーム「Yumekobo Junior」はジュニアカテゴリー/ホームロボットチャレンジに出場しました。このカテゴリーには日本から6チーム、オーストラリアから3チーム、米国から3チーム、フィリピンから2チーム、タイから1チームの計15チームのエントリーがあり、自分たちでロボットを製作し、スキルチャレンジ(大会2日目)とオープンデモンストレーション(大会3、4日目)に挑みました。
 スキルチャレンジは与えられたタスクをこなす競技で、オープンデモンストレーションでは自分たちで考えた課題を解決するためのロボットを製作・プログラムし、実際にデモンストレーションを行います。競技は、動画やポスタープレゼンテーション、インタビュー(大会1日目)もあり、ロボットを正確に動かすだけではなく、プレゼンテーション能力も試されます。
 最終日の大会5日目には、海外の競技者と合同チームを組んでデモンストレーションを行いました。


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