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KITが東京大学に次いで2位。英語プレゼンでベストプレゼンテーション賞。
日本航空宇宙学会「全日本学生室内飛行ロボコン」

航空工学を学ぶ学生が室内で遠隔操縦可能な航空機を設計、製作し、飛行を競う「第9回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」(主催:一般社団法人 日本航空宇宙学会)が平成25年10月12日(土)、13日(日)の2日間、羽田空港T101格納庫を会場に行われ、金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトの機体名「イーグル7」が手動制御部門で2位となり、あわせてベストデザイン賞(ボーイング賞)を受賞しました。

 

金沢工業大学の2位入賞は、平成19年3月の第2回大会以来、7年ぶり2度目です。

 

飛行ロボットは災害時の緊急空中撮影や各種環境自然観測での活用が期待されています。

航空機開発に向けた人材育成と飛行ロボットの実用化を目的に当コンテストが行われています。

 

全国の大学、高専から62チームが参加し、「手動制御部門」と「自動制御部門」の2部門に分かれて競技が行われました。

 

「手動制御部門」は重量200g以下の自作飛行機に“救援物資”に見立てた1個12~15gのお手玉5個を搭載します。操縦者はラジコン送受信機を使用して離発着エリアから飛行機を飛ばし、指定された3つの投下エリアに“救援物資”を投下した後、送信機から両手を3秒離して「手放し飛行」を行なった後、プロペラのスイッチを切り、20秒間、無動力飛行を行います。そして指定のゲートを3回通過した後、離発着エリアに帰還させます。

 

操縦者は以上のミッションを3分間(標準飛行時間。最大で4分)で行います。

 

夢考房チームの「イーグル7」は長時間の滑空および低速飛行による高得点獲得を目指して製作されました。カナード翼を用いることにより高迎角飛行による低速飛行を実現。主翼のキャンバー率を9%にすることで長時間の滑空を実現しています。

 

「イーグル7」は全ミッションをクリアし、手動制御部門参加36チーム中、2位入賞を果たすとともに、ベストデザイン賞(飛行性や安全性、ミッション達成を満足するように機体が設計されているか審査)も受賞しました。

 

手動制御部門の順位は以下のとおりです。

1位 東京大学工学部航空宇宙工学科 機体名「サモリョーチカ」

2位 金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクト 機体名「イーグル7」

3位 神奈川工科大学航空研究部 機体名「Kite-50th」

 

なお金沢工業大学では自動制御部門に出場した航空システム工学科岡本研究室(機体名Maybe2)が英語によるポスター発表を評価され、ベストプレゼンテーション賞(JAL賞)を受賞しました。

 

 

 

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