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金沢工業大学環境・建築学部 土田研究室が「かなざわ風鈴」を考案

金沢工業大学環境・建築学部土田義郎教授の研究室が今年、新しい金沢発ブランドとして「かなざわ風鈴」を考案し、8月17日(土)・24日(土)に金沢市広坂のGallery&Workshop Colony 2階(金沢市広坂1-2-4)を会場に、一般市民を対象としたワークショップ「オリジナル風鈴をつくろう!」(13時30分より受付。費用 無料)を開催します。

 

金沢工業大学環境・建築学部では広坂振興会と連携して市中心部の活性化に取り組んでいます。灯りのオブジェで秋の夜を彩る「月見光路プロジェクト」はその活動のひとつで、金沢の秋の風物詩として市民から親しまれています。

 

サウンドスケープ(音風景)を専門分野とする土田研究室も「月見光路プロジェクト」を通じて、音と灯りによる金沢の新しい魅力づくりに取り組んできました。

 

「かなざわ風鈴」は土田研究室が昨年の「月見光路プロジェクト」で製作したオブジェの形状を風鈴に応用したもので、新しい金沢発の工芸にしたいという思いから名付けられました。

真鍮と和紙という日本のどこにでもあるものを使いながら、金沢らしさと新しさを感じさせることをコンセプトとしました。風受けは正六面体の正方形の各面を45度回転させ、頂点同士を合掌の形に接合しました。その中に真鍮の棒が吊るされています。「繊細でありながらも彩があり、みやびやかでありながらもモダンで新しい」音と形を目指しています。

 

このワークショップ開催にあたり、金沢市からの助成を受けることもできました。土田教授は「風鈴づくりは大人から子どもまで楽しみながらできます。風受けの部分は水引などの金沢の伝統的クラフトの技法やデザインも応用が可能です。伝統を大切にする一方で新しいものを生みだすのも金沢の力です。皆さんの創意工夫により新しい夏の金沢の風物になっていけばいいですね」と期待を寄せています。

ワークショップの詳細はこちら[PDF]>>

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