教授陣からのメッセージ(1)

教授鼎談。グローバル時代に真に通用する実践的スキルとは?

グローバル時代に真に通用する実践的スキルを身につけるために。

『グローバル時代』の本当の意味

三谷宏治教授 グローバル化はここ10年、あらゆる面で急激に進みました。経済のみならず、社会や文化の面においても、です。しかし同時に言えることは、世界はまだまだ一つの丸い塊(グローブ=地球)ではなく、凸凹でギザギザな存在だと言うことです。
にも関わらず、否応なく他者と繋がり、連携していかなくてはいけないところに、今の『グローバル時代』の難しさと面白さがあるのでしょう。

北谷賢司教授 私は30年以上、北米と欧州に滞在し、TBS、東京ドーム、ソニーの多岐に渡る国際事業の契約交渉と現地法人の経営に携わって来ました。国内市場の成功で満足する時代は、特にメディア&エンタテイメント産業では既に過去のものです。消費人口の減少が現実となっている今、既存ビジネスを守るためにも、いかに世界市場に拡げていけるか、が重要なのです。

ビジネスに求められるもの

北谷 さらにメディア&エンタテイメント産業界での企業生き残りを考えると、必須なのは『新規ビジネスの開発力』と言えます。
市場と技術がどんどん変わっていく中、既存のビジネスが不振に陥った際に、迅速に経営リスクをマネージし、次なる収益性の高い新規ビジネスを立ち上げられなければ、このメディア&エンタテイメント業界では生き残っていけないのです。

野村恭彦教授 本当にそう思います。メディア業界はもちろん、先進国でも超高齢社会と人口減少の中で、経済成長と持続可能性の矛盾が大きくなってきていますし、逆に新興国では都市化と人口増加が急激に進み、環境破壊や水・食料不足が大きな問題になってきています。
そして、これら地球規模の問題にもっとも大きな影響を与えているのが企業です。これからは、ビジネスリーダーに社会のあるべき姿を構想するための哲学や教養が強く求められる時代になるのではないでしょうか。

グローバルリーダーに求められるもの

野村 20世紀が専門分化の縦割りで量の拡大を求める生産性の時代だったとするならば、21世紀は領域横断の横串で質の向上を求める創造性の時代になるでしょう。グローバルに活躍するリーダーの関心事は、規模の拡大からシステムチェンジへ、つまり社会システムをいかに次のパラダイムに変革するか、ということにシフトしてきています。
ビジネスリーダーの持つべき知識も、自社の業界の知識だけではなく、他の業界、行政・NPOなどの他セクター、そして世界中の各地域の課題など、幅広いものになってきているのです。

北谷 確かにそういった知的な足腰がなくては、とても世界で戦うことは出来ません。そこでは英語と共に論理性が大切です。論理的に自らの主張をより強固にすることが出来なければ、いかに技術や商品が高性能であっても、国際市場で成功させることは出来ません。
その上で日本人ビジネスパーソンに関して私が一番気にしているのは『交渉力』の弱さです。私はビジネスと並行して、米国の複数の大学でメディア経営と政策についての実務教育を米国人対象に行っていましたので、常に日本企業、日本人の『交渉力』の弱さについて懸念を抱いていました。KIT虎ノ門大学院では、是非、国際企業を相手とする実践的な交渉術を、院生のみなさんに伝えていきたいと考えています。

社会人教育に情熱を持っているから常に「本物」を提供できる。

社会人教育に情熱を持っているから常に「本物」を提供できる。

実践的スキルを身につけるために

三谷 KIT虎ノ門大学院ではスキル、しかも『実践的スキル』をつけることに拘りたいと思っています。ちょっと知識やノウハウを覚えただけで、出来る気になってしまうヒトも多いですが、それではダメです。また講義では、ケーススタディ を山のようにこなすことになりますが、それだけ上手になっても実務の役には立ちません。
自分自身の実務や研究テーマに即して、学んだ知識を使ってみること、そこでの成功・失敗を通じてしか真のスキルは身につかないのです。
少人数制の講義や、年間を通じた超少人数ゼミは、そのための仕組みです。殿村さんを初めとしたそうそうたる教員のみなさんと、直にぶつかり合える場がこのKIT虎ノ門大学院なのです。

野村 グローバルに活躍するリーダーたちと話すと、必ず問われるのが、「なぜその活動をしているのか」という強い理由です。自分自身がビジネスリーダーとして、どんな社会を創りたいと思っているのか、なぜそれを思うに至ったのか。この物語をしっかりと伝え共感を得ることができるかで、グローバルリーダーたちのコミュニティの一員として迎えられるかが決まります。
そして何より必要な能力は、曖昧で答えのない、リスクのあるプロジェクトであっても、ポジティブに推進して行く力です。これは、グローバルリーダーたちが「この人は信頼できる」と考える最大の基準だと思います。企業ではリスクをとれないケースが多いですが、大学院では失敗を恐れずチャレンジできます。KIT虎ノ門大学院は、このような経験や能力を磨く最高の場所だと思います。

三谷 教員のみなさんは『教育』ということに強い情熱を持った方ばかりで、驚きます。そこに意欲持った院生さんたちが挑んでいく姿は、本当に頼もしくエキサイティングです。少人数ですから、どうせ逃げも隠れも出来ませんしね(笑)
これからも、グローバルな実践的スキルを育む最高の場所であり続けるべく、頑張りましょう。

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