知的財産マネジメントの
学位を目指す方へ
〜 教授インタビュー 〜
教授 加藤 浩一郎弁理士
新しい時代が求める我が国唯一の学位『MIPM / 修士(知的財産マネジメント)』
IoTやAIを活用する第4次産業革命ともいわれる新しい時代に入った今、企業経営等において知的財産マネジメントをどのように戦略的に進めていくかということがますます重要になってきています。特に、持続的なイノベーションを実現しようとする企業においては、戦略的な知的財産マネジメントはそのキーとなる場合が少なくありません。
そこで、本研究科では、知的財産に関する充実した法律・実務科目及びそのマネジメントに関する科目を多数取り揃えて、いち早く新しい時代に対応できる人材を育成すべく実践的な教育を行っています。
そのために、第一線で活躍する弁理士や弁護士だけでなく、企業の知財部門のトップ経験者、コンサルタント等の現役の実務家を教員としています。さらに、経営関連の科目も豊富に取りそろえていることから、企業経営における知的財産マネジメントについてより深く学ぶことが可能なカリキュラムとなっています。
弁理士試験一部免除など国家資格取得に有利なカリキュラムと豊富な実績
本研究科の所定の科目を履修して修了することにより、弁理士試験の短答試験一部免除を申請することが可能であり、今まで本専攻を修了した申請者全員に免除が認められています。
また、著作権法等に関するテーマで修士論文を作成することにより、弁理士試験の論文試験選択科目免除が認められた実績も豊富にあります。さらに、本研究科の所定の科目を履修して修了することにより、人気の国家資格である知的財産管理技能検定の一部免除を申請することも可能です。
そして、これらの試験免除はもちろん1年修了者でも得られるだけでなく、試験免除対象科目を始め、全ての科目が実務家教員による実務・実践を意識した科目となっており、法律知識だけでなく実務能力も身につけることにより、即戦力人材として多くの方がキャリアチェンジやキャリアアップを実現しています。
知的財産に関するより深い学びとの実務能力アップのためのゼミ指導
ゼミ(専修科目)では、修士研究として目指すキャリアに応じていずれかの領域で少人数のゼミや個別指導を通して専任教員から直接指導を受けることにより、コースワーク(講義科目)における知的財産の法律・実務及びマネジメントに関する学びや、さらにそれらと経営に関する学びを融合させ、知的財産マネジメントに関するより深い学びと実務能力の向上につなげる実践的な研究指導を行っています。
このように、本研究科では個々の院生のキャリアゴールの実現にむけて、コースワークとゼミにおける研究指導を有機的に組み合わせる教育システムを採用することにより、即戦力プロフェショナルとなる知的財産マネジメント専門人材の養成だけではなく、広く知的財産マネジメントに興味のあるビジネスパーソン、あるいは知的財産を自分の強みとしていきたいビジネスパーソンの育成を可能としています。
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知的財産マネジメント領域
知的財産のうち特にテクノロジーやブランド・デザインについて、技術経営やマーケティング、特許等との関係を踏まえつつ、企業経営者や知的財産マネジメント人材を育成することを目的として、適切なテーマのもとで原則として知的財産系の教員が主となり、経営系の教員が共同で研究指導を行う。また、その基盤となる特許法や著作権法とその実務についても研究対象とし、知的財産専門人材としての実践的応用力を身につける。
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メディア&エンタテインメント領域
特にコンテンツに深く関連し、著作権法の存在が前提となるメディア及びエンタテインメント業界における経営者や経営企画担当者、知的財産マネジメント人材を育成することを目的とする。研究(ゼミ)指導においては、適切なテーマのもとで原則として経営系教員と知的財産系の教員が共同で研究指導を行う。ビジネス・知的財産両面を学び、今後のメディア・エンタテインメント産業を担う人材を育成する。
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ビジネスマネジメント領域
エグゼクティブとして企業における経営者や事業企画部門、経営企画部門等の担当者、あるいは経営コンサルタント等となる人材を育成することを目的とする。特に、新しい収益モデルやビジネスモデル創出といった領域においては、ビジネスマネジメントと知財マネジメントの両方がわかる人材が必須であり、適切なテーマのもとで経営系教員が必要に応じて知的財産系の教員とともに研究(ゼミ)指導を行う。