- 知的財産マネジメント領域
- メディア&エンタテインメント領域
教員代表メッセージ
教員代表棚橋 祐治 教授
【現職】 シティユーワ法律事務所 弁護士、一般財団法人知的財産研究教育財団 代表理事
大臣官房総務課長、内閣総理大臣秘書官を経て、通商産業事務次官を歴任。1990年及び1993年の不正競争防止法改正並びに数次の特許法の改正を担当。通商産業省顧問、同志社大学法学部教授、明治大学法学部兼法科大学院教授。日本大学総合科学研究所教授(知的財産法担当)などを経て、2008年から金沢工業大学教授就任。石油資源開発(株)社長を経て同社会長、相談役などを歴任。
近年、世界経済を取り巻く環境は、数多くのイノベーションの実現により急激に変化しています。我が国では、このような環境変化に的確に対応し、過去の成功体験を超えてイノベーションを軸とした新たな経済モデルを築き、国際競争力を強化していかなければならない時代が到来しています。
一方、イノベーションを、さらに強固かつ持続可能なものとするためには、プロフェッショナルとしてイノベーションをマネジメントできる経営人材とともに、企業経営やビジネスモデルにおいて知的財産を有効に活用することができる人材がますます求められています。
このような時代背景の下、本大学院は、2004年から約20年にわたり主として社会人を対象とした教育を実践し多くの人材を輩出してきました。2016年には知的創造システム専攻とビジネスアーキテクト専攻を改組・統合し、我が国における国際的な産業競争力の強化を目指し、広い視野に立って精深な学識を授け、高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を有する人材の養成を主たる目的とするイノベーションマネジメント研究科を設置することとしました。
本研究科は、これまでの教育研究実績をベースとしつつ、経営系学位のグローバルスタンダードといえる『修士(経営管理)/MBA』と、社会のニーズに応えた我が国初の学位である『修士(知的財産マネジメント)/MIPM』という2つの学位に対応したカリキュラムを提供する新しい大学院です。この充実したカリキュラムの下、プロフェッショナルな経営人材・知的財産マネジメント人材を目指す方の入学を期待しています。
イノベーションマネジメント研究科
- ビジネスマネジメント領域
- メディア&エンタテインメント領域
Admission Policy入学者受入れの方針
- 大学院への学習意欲が強固であって、かつ進学目的が明確な者
- 大学院の教育研究を行ううえで必要な基本的能力かつ学力を身につけている者
- 大学院の教育理念を理解し、教育研究目標や教育研究システムを十分理解し活用できる者
- 大学院修了後、社会においてイノベーションを実現するマネジメント人材として活動する強い意志を有する者
Curriculum Policy教育課程編成・実施の方針
- 「知的財産のわかる経営者」に必要となるビジネスマネジメント専門科目、「経営のわかる知的財産マネジメント人材」に必要となる知的財産マネジメント専門科目、及びそれらに共通するイノベーションマネジメント共通科目により、経営や知的財産の知識・能力を基盤として、それらを応用したイノベーションを実現できる能力の養成
- ビジネスマネジメント専門科目や知的財産マネジメント専門科目により、経営または知的財産マネジメントの基礎となる広い理論的知識と専門的かつ実践的能力の養成
- 理論と実践の架橋を教授できる高い専門性を持つ教員による教育
- 経営を主たる専門分野とする教員と知的財産を主たる専門分野とする教員による複合型教育研究指導の実践
- 基礎・応用・実践を段階的に学ぶ体系的なコースワーク
- 産学官連携による社会ニーズに則した教育プログラムの構築
- 学生からの授業評価等を重視し、学生・教職員・大学が一体となった教育体制
- 大学院教育の実質化となる、「ポートフォリオ・インテリジェンス教育」システム
Diploma Policy学位授与の方針
- 急激な社会変化に対応し得る経営に関する高度な専門的能力を有し、必要な知的財産を意識した経営を遂行できる。または知的財産マネジメントとそれを活用するために必要な経営に関する高度な専門的能力を有し、知的財産の適切な保護を図るとともに経営に活用することができる。
- 強固かつ持続可能なイノベーションを実現するための人間的スキルを身につけ多面的な知見から思考・行動することができる。