授業・ゼミの実施形態

虎ノ門キャンパスではハイフレックス形式またはオンライン形式の授業・ゼミ指導を実施しています。これらの形式を活用して、虎ノ門への通学が困難な遠隔地にも多数の社会人学生が在学しています。

ハイフレックス（Hybrid-Flexible）形式

人的ネットワークの構築やグループディスカッションを重視する授業では、対面参加とオンライン参加を自由に選択できるハイフレックス形式を採用しています。各教室には、360度対応のウェブカメラと大型モニターを設置しており、教室内にいる受講生とオンライン上の受講生が一体となり、毎回白熱した授業が展開されます。

実際に顔を合わせることで、予期せぬ出会いや気づきが生まれ、深い学びに繋がっていきます。緊急事態宣言など新型コロナウイルス感染状況に応じて、オンライン形式に切り替える場合があります。

自分自身で研究テーマを決めて、発表・報告と議論を繰り返すゼミ指導は、虎ノ門キャンパスで行われることも多く、ビジネスマネジメント領域・メディア＆エンタテインメント領域・知的財産マネジメント領域を2つのグループに分け、隔週土曜日にハイフレックス形式とオンライン形式で交互に行っています。

専任教員の指導のもとで1年以上の時間を掛けて研究を進め、所属ゼミの仲間と共に学術研究論文もしくは特定課題研究論文の作成を目指します。中間発表や公聴会に向けて、プレゼンテーションスキルを鍛える場にもなります。

※授業は（対面試験実施等一部科目を除き）オンラインでの受講で単位取得が可能ですが、在学中一度も来校せずに修了することはできません。

オンライン形式

勤務地や居住地の制限を受けず、通学時間が掛からないオンライン授業は、多忙なビジネスパーソンにとって大きなメリットとなります。沖縄、熊本、大阪、石川など日本各地から、さらには海外赴任中でも授業に出席し、学び続けることができます。

授業内容に応じて、SlackやGoogleスライド等のデジタルツールを駆使していきます。クラスは多くても20名程度と、教員や受講生同士の距離が近く、Zoomのチャット機能やブレイクアウトルームを使い、対面形式の時と変わらない高い授業満足度を維持し続けています。

事務室スタッフが複数のモニターを使って授業の様子を録画すると同時に、受講生の映像・音声に不具合がないかチェックしています。電話やメールでの問い合わせも受け付けており、多様な社会人の修学状況に寄り添った、きめ細かいサポート体制を実現しています。

一方、ネットワーク環境または家庭の都合で、自宅や会社からオンライン授業を受けることができない方は、虎ノ門キャンパスに来校して受講することができます。パソコンや資料を広げても十分な広さのデスクに加えて、無線LANを完備した自習スペースを用意しています。

※弁理士試験免除対象科目など一部授業では、虎ノ門キャンパスにおいて対面形式による記述試験を実施する場合があります。

授業満足度アンケート（2022年度）

95％以上の方がKITの授業を受けて、「満足している」「実務の役に立つ」と回答しています。

※88科目平均/回答率82％

受講生からのコメント

事例が分かりやすく、具体的。受講者の理解が深まるようになっており、実際の仕事でも役立っている。
発言に講師から厳しく指摘が入ることで、講義自体が“締まる”だけではなく、思考を洗練するコツをつかむことができた。
今後の業務を行う上で、考えていくべきことが明確になり、自身の意識を良い意味で変えられたと思う。
グループディスカッション・講義を通じて、自分には見えなかった視点・ポイントに気づいた。自分だけで考えるより、理解や考えが深化していくのを感じた。
講義、資料、課題、テスト、全てにおいて極めてバランスの取れた内容だったと思う。また、初学者の質問に対しても一切ネガティブな反応をせず真摯にご回答くださったので、学習意欲が非常に高まった。
コロナ禍で虎ノ門キャンパスに通学する機会が減ったこともあり時間を有効に活用できた。
SlackやGoogleドキュメントの活用方法など、ITに強くない自分としては様々な新しい経験ができ、非常に良かった。
Zoomでのオンライン授業だったので、わからない言葉を即座にその場で調べながら進めることができた。
過去の判例の解説だけではなく、実務に基づいたお話や、ここでしか聞けない貴重な経験を聞くことができ、非常に有意義でした。
インプットだけではなく、アウトプットする方法を教示いただいたおかげで、とにかく日々の訓練が必要であることを再確認できました。