開講科目の詳細
戦略思考演習
Strategic Thinking Practicum
担当教員
受講対象者
・戦略立案業務に携わる方 等
※事前に「戦略思考要論」(1期・4期)、「戦略思考特論」(2期) の単位修得が必要
授業の主題と概要
戦略思考特論、コンサルティング実践特論で学ぶ「コンサルティング・スキル」は、所謂コンサルタントだけのものではありません。課題を見いだし、それを解決に導く力として、受講生が今後歩むキャリアの如何に関わらず必須なものです。本科目では、基本的な戦略思考枠組みに加え「観想力」でのジャンプある戦略思考方法の習得を目的とします。
1.戦略思考特論に引き続き、企業戦略・変革の本質的な成功・失敗「メカニズム」(要因、ではない)を理解し、基礎的思考力(「重要思考」「B3Cフレームワーク」「戦略ピラミッド」「戦略的オプション比較」)を鍛える
2.ジャンプある戦略思考のための「観想力」を磨くため、ミニケースを多用し、繰り返しの訓練を行う
3.期間を通じ、自らの事業テーマにおける大逆転戦略(「土俵戦略」)を立案し、隔回レポートする
4.最終回は受講生による「発表会」を予定する。最終レポートとは別に、発表用資料を準備する
到達(習得)目標
1.「重要思考」「B3Cフレームワーク」「戦略ピラミッド」「戦略的オプション比較」を使いこなす
2.「観想力」を学び、B3Cを組み合わせた「土俵戦略」を習得する
3.これらを自社において適用し、自社の土俵戦略を立案・発表する
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ | |
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1,2 | ・戦略思考の復習と土俵戦略 ・土俵戦略演習:フェニックスとマブチ |
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3,4 | ・大戦争事例と標準化戦略:PS① ・大戦争事例と標準化戦略:PS② |
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5,6 | ・グローバル戦略:シマノ ・総合演習:デジタルカメラ市場とカシオ |
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7,8 | ・自社大逆転戦略 発表会① ・自社大逆転戦略 発表会② |
開講について
開講時期: 4学期
開講形態: 1コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
『観想力』 三谷宏治(東洋経済新報社)
「シマノ : 部品統合による市場の創造」(一橋ビジネスレビュー オンデマンドサービス)
「マブチモーター : 標準化戦略と持続的な競争優位」(同上)
「フェニックス電機 : 企業再建へのプロセス」(同上)
【参考図書】
『ペンギン、カフェをつくる』三谷宏治(東洋経済新報社)
『発想力の全技法』三谷宏治(PHP文庫)
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。