開講科目の詳細
M&Eコンテンツ法務特論1
Media & Entertainment Contents Law 1
担当教員
受講対象者
メディアエンタメ産業界に適応される法律について基礎的知識を習得したい方等
※ただし、著作権法、商標法・不正競争防止法及び民法(特に契約法)に関する科目を修了しているか、
これと同等の知識を有すること(著作権法、商標法、契約法に関する知識を有すること)が強く推奨される
授業の主題と概要
メディア&エンタテイメント(M&E)産業で扱う主要なコンテンツに適用される法律(著作権法、商標法、不正競争防止法、民法(契約法・不法行為法))知識を前提に、M&E産業の基本的な仕組みを踏まえ、コンテンツ法務の基礎知識及び法適用の基本的な考え方を学びます。 著作権法等の一定の知識はあるがM&E産業に馴染みのない方や、M&E産業で働いていてM&E産業全般について基礎的な知識を整理したいと考えている方を想定しています。
到達(習得)目標
M&Eコンテンツ法務に関する基本的法律知識及びその適用を修得し、M&Eコンテンツ産業に想起する様々な法律問題への対応力の基礎並びにM&E産業における契約書作成の基礎となる各種コンテンツの法的な根拠を修得することを目標とします。
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
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1 |
• M&E産業と法律の関わり • M&Eコンテンツに適用される知的財産権(著作権、商標権不正競争防止法[2条1項1号2号])、パブリシティ権の概要 |
2 |
• M&Eコンテンツに適用される知的財産権(前回の続き)の概要 • エンタテインメント契約の特徴 |
3 |
• 音楽法務の基礎 (楽曲の著作権関係・原盤権関係・アーティストマネジメント関係のポイントを学ぶ) |
4 |
• 映画法務の基礎 (企画・製作から二次利用までの流れの理解と法務のポイントを学ぶ) |
5 |
• 演劇・ゲーム法務の基礎 (映画との相違点を踏まえながら、演劇・ゲーム法務のポイントを学ぶ) |
6 |
• キャラクター法務の基礎 (キャラクターを保護する権利とその限界、キャラクターの創作を巡る問題、商品化権の概要を学ぶ) |
7 |
• スポーツ法務の基礎 (オリンピックやサッカーワールドカップ、プロ野球などスポーツイベントに関する法務のポイントを学ぶ) |
8 | • 試験 • 提出レポートを踏まえた討論とレポート講評 |
開講について
開講時期: 2学期
開講形態: 1コマ(90分)×8日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
講義資料を適時配布
なお、下記参考図書①~④のうちいずれか1冊を選択して、当該図書(特に著作権法の解説部分)を熟読しておくこと。
【参考図書】
①『ライブ・エンタテインメントの著作権』福井健策・二関辰郎
②『映画・ゲームビジネスの著作権』内藤篤・升本喜郎
③『音楽ビジネスの著作権』前田哲男・谷口元
④『出版・マンガビジネスの著作権』桑野雄一郎(いずれもCRIC)
⑤『エンターテインメント法』金井重彦・龍村全(学陽書房)
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。