開講科目の詳細
チェンジマネジメント特論1
Change Management 1
担当教員
受講対象者
経営企画担当者、組織企画担当者、IT コンサルタント、プライベートエクイティ
業務責任範囲:事業構造・業務プロセスの変革、新IT システムの導入、企業合併後の事業・組織統合
授業の主題と概要
チェンジマネジメントの本質は、バランスと個別性にあります。
本科目は、「多彩なアプローチ・ゲスト」と、「自分で考える」授業です。本科目(特論1)は、「理論編」として構成しています。
現在の激しい経営環境の中、多くの企業が業務改革に取り組んでいます。しかし、業務改革の計画を早く、着実に実行するための
「変革のマネジメント」について十分な準備と知識ができていないため、元に戻ってしまったり、予測されたスピードで変革が進まないケースがほとんどです。
現代経営の中核であるチェンジマネジメントの概念と基礎知識を習得し、今までの業務改革の成功要因および失敗要因をケーススタディを通して分析し、チェンジマネジメントはもとより組織改革から知識改革までの成功のこつを見極めるための現実感とノウハウを学びます。
チェンジマネジメントの全体感をつかむため、ケースメソッドを中心とした参画型の授業を行います。
① そもそもチェンジマネジメントとは何か?(コンセプトの理解)
② 何故チェンジしなければならないのか?(企業を取り巻く環境、企業の慣性)
③ どのようにチェンジするのか?(ヴィジョンの設定)
④ 目標をどう達成させるのか?(流れの把握、変化の予測)
到達(習得)目標
チェンジマネジメントはもとより組織改革から知識改革までの成功のコツを見極めるための現実感とノウハウを習得する
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1,2 |
チェンジマネジメントとは何か チェンジ・プロセスを分析する(1) 事例:東ハト |
3,4 | チェンジ・プロセスを分析する(2) 事例:星野リゾート 変革の事例研究(文献) 事例:日産 (ヴィジョンとその周知徹底) 議題:フェアプロセス(自発的変革を促す方法論) |
5,6 | 変革の事例研究(匿名の実例をベースに変革の実際を紹介) |
7,8 |
テスト:ケース分析 (ケース分析の後、質疑応答を含む) テストの解説・ディスカッション コースのまとめ |
開講について
開講時期: 2学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
「企業変革力」ジョン・コッター(日経BP、 2002)
「イノベーションのジレンマ」クレイトン・クリステンセン(DHBR、 Jun. 2013 )
「これから始まる新しい組織への進化」ジョン・コッター(DHBR、 Mar. 2013 )
【参考図書】
「企業変革ノート」ジョン・コッター(日経BP、 2001)
「お菓子を仕事に出来る幸福」東ハト編(日経BP, 2004)
「ルネッサンス」カルロス・ゴーン(ダイヤモンド, 2001)
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。