IPランドスケープ要論

IPランドスケープ要論
Essentials of Intellectual Property Landscape

受講対象者

企業(特にメーカーを中心とする技術系企業)の経営企画部、事業部、研究開発部門等において新規事業、製品・商品企画に携わる方、又は携わろうと考えている方、知的財産部門等において、経営・事業戦略の支援業務に携わる方、または携わろうと考えている方、弁理士、経営コンサルタント、知的財産をビジネスに活用したいと考えているビジネスパーソン等

授業の主題と概要

本講義は、コーポレートガバナンス・コードの改訂(2021年6月)で「知的財産」の文言が追加されたことによってますます注目を集めている「IPランドスケープ」という知的財産情報(特に特許情報)とビジネス情報を統合した経営戦略及び事業戦略の最新の支援手法に関する理論から応用,実践事例までを取り扱います。
なお、特許情報実務特論を履修する場合の基礎的なマネジメント知識となるので、これらの授業を履修予定の方は本講義を受講しておくことが望ましいです。また、知的財産の法律に関する知識はほとんど不要ですが,可能であれば知的財産要論を履修しておくことが望ましいです。

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到達(習得)目標

IPランドスケープの基本を理解し実践できる

講義スケジュール

講義
進行
講義テーマ
1 IPランドスケープとは何か
・ビジネス(経営戦略・事業戦略)におけるIPランドスケープの位置づけ
・理論的基盤となる「マーケティング論」の基礎知識
2 戦略立案プロセスと知財および知財以外の情報
・事業戦略やマーケティング戦略等の戦略立案プロセスの理解
・戦略立案における知財情報と知財以外の情報の活用方法
3 IPランドスケープを実現するための知財情報分析①
・知財情報分析のプロセス-分析設計・デザインを中心に-
・予備仮説設定と分析ストーリー構築
4 IPランドスケープを実現するための知財情報分析②
・パテントマップの読み解き方と特許以外の情報の活用方法
・知財情報および知財以外の情報分析結果からの戦略立案
5 IPランドスケープの活用①
・ケーススタディ(新規事業開発関連の事例紹介)
6 IPランドスケープの活用②
・ケーススタディ(アライアンス検討関連の事例紹介)
7 IPランドスケープの実践
・仮想事例を用いたグループディスカッション
8 IPランドスケープの実践とその課題(パネルディスカッション)

開講について

開講時期: 1学期
開講形態: 1コマ90分
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
授業中に示す
【参考図書】
(1)「マーケティングの最強ツールは知財である」(杉光一成 著)(中央経済,2024年)
(2)「IPランドスケープ経営戦略」(IPL経営戦略研究会,渋谷高広 著) (日経新聞出版,2019年)

※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、
授業料には含まれておりません。予めご了承ください。

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