開講科目の詳細
企業財務特論A
Corporate Finance A
担当教員
受講対象者
財務会計、管理会計の基礎を学んでいて、コーポレートファイナンス/M&Aの実務に関心を持っている方
授業の主題と概要
コーポレートファイナンスに関する一通りの基礎知識があることを前提として、企業価値向上を実現する手段としてのM&Aについて、意義、効果とリスク、プロセスとその要諦について学びます。
具体的には、ケーススタディを用いてM&Aの全体像について解説しながら、実際の財務諸表を用いたデューデリジェンス設計に関する演習、また、実際のデータを用いたバリュエーションに関する演習(DCF法、マルチプル法)を実施します。
到達(習得)目標
M&A遂行上の最重要プロセスであるデューデリジェンスにおける着眼点、また、バリュエーションにおける留意事項について理解し、そのプロセス設計に係る実践力を養成する
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1 | M&Aプロセスの全体像 企業価値向上のための手段としてのM&Aの意義 |
2 | デューデリジェンス1 公開情報から理解できる企業の特徴(財務諸表の読み方) |
3 | デューデリジェンス2 財務デューデリジェンス手続きの実践 《グループディスカッション》 |
4 | バリュエーション1 公開情報から理解できる企業の価値(同業他社比較の方法) |
5 | バリュエーション2 株式市価法とマルチプル法の実践 《グループディスカッション》 |
6 | 直近におけるM&Aマーケット 日本企業の動向(何を目的としてM&Aを実行しているか) |
7 | 事例研究 M&A巧者と呼ばれる企業とは ~ 大手たばこ企業のケーススタディを行います ~ |
8 | 期末演習(または試験)、 議論、解説 |
開講について
開講時期: 3学期
開講形態: 1コマ(90分)×8日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
各回配布予定
【参考図書】
講義で随時紹介予定
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。