開講科目の詳細
意匠・商標法応用特論
Applied Design / Trademark Law
担当教員
受講対象者
意匠法特論1、意匠法特論2、商標法特論1の単位を取得し、かつ、商標法特論2を履修、
もしくは、単位取得している方
授業の主題と概要
本科目は、意匠・商標法に関して、他の講義科目によって講義された事項の理解を更に深めるため、特に、意匠法の保護対象、登録要件、意匠の類似、出願手続、権利の効力、意匠権侵害等の事項に関する主要な判例、商標法の保護対象、登録要件、商標及び商品・役務の類似、出願手続、商標権侵害及びその救済、審判等の事項に関する主要な判例について講義を行います。 授業は、院生に教科書・参考文献等の予習範囲を示して、予習してくることを前提とします。院生に各自担当の判例の内容、その判例に関する条文とその解釈や論点等について、講評等を担当させ、その後、議論及び講義を行います。各回の授業では、その内容を正確に理解させるために、学生を指名して、授業の内容や各回で予習してくることを指示している判例等についての説明を求めたり、関連する質問を行います。
到達(習得)目標
授業は判例を基礎として、前記目標レベルの知識が確実に得られるようにする
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1,2 |
・ガイダンスと民事訴訟法概論 ・判例50事件(ターンテーブル事件)東京高裁昭53年7月26日判決 |
3,4 |
・判例55事件(可撓伸縮ホース事件)最高裁昭49年3月19日判決 ・判例56事件(研磨パッド事件)知財高裁平20年8月28日判決 ・判例57事件(カラビナ事件)知財高裁平17年10月31日判決 ・判例58事件(長靴事件)大阪地裁平21年11月5日判決 |
5,6 |
・判例59事件(包装用箱事件)知財高裁昭28年1月27日判決 ・判例60事件(学習机事件)大阪地裁昭和46年12月22日判決 ・判例63事件(容器付冷菓事件)知財高裁平28年9月21日判決 ・判例64事件(ピアノ補助ペダル事件)知財高裁平18年8月24日判決 |
7,8 | ・判例1事件(アールシータバーン事件)知財高裁平成24年5月31日判決 ・判例2事件(ワイキキ事件)最高裁昭和54年4月10日判決 ・判例5事件(コカ・コーラ事件)知財高裁平成20年5月29日判決 ・判例12事件(とっとり岩山海事件)知財高裁平成26年10月29日判決 |
9,10 |
・判例13事件(レールデュタン事件)最高裁平12年7月11日判決 ・判例17事件(JOURNAL STANDARD事件)知財高裁平成22年2月25日判決 ・判例18事件(氷山印事件)最高裁昭和43年2月27日判決 ・判例23事件(橘正宗事件)最高裁昭36年6月27日判決 |
11,12 |
・判例28事件(バイクシフター事件)大阪地裁平29年1月19日判決 ・判例33事件(フレッドペリー事件)最高裁平15年2月27日判決 ・判例35事件(脱獄iPhone事件)千葉地裁平成29年5月18日判決 ・判例36事件(TWG事件)東京地裁平成28年11月24日判決 |
13,14 |
・判例39事件(moto事件)東京地裁平成31年2月22日判決 ・判例42事件(eAccess事件)最高裁平成17年7月14日判決 ・判例44事件(ももいちご事件)知財高裁平成24年2月21日判決 ・判例46事件(東京メトロ事件)知財高裁平成19年9月27日判決 |
15,16 |
・判例48事件(アイライト事件)知財高裁平成27年11月26日判決 ・判例49事件(ADMIRAL事件)知財高裁平成27年5月13日判決 ・期末テスト(90分) |
開講について
開講時期: 4学期
開講形態: 毎週2コマ(180分)×8日間
講義回数: 全16回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
特になし
【参考図書】
知的財産法法令集または工業所有権法令集(発明協会)
知的財産法講義Ⅱ第2版 渋谷達紀著(有斐閣)
知的財産法講義Ⅲ 渋谷達紀著(有斐閣)
商標・意匠・不正競争判例百選-別冊ジュリスト No.248- 単行本 – 2020/7/10
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。