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虎ノ門大学院ブログ
2025年11月12日

【授業レポート】組織人事マネジメント特論(鶴谷武親)
理論を「実践知」に変える場〜自社の課題解決に挑む〜

多くのビジネスパーソンが管理職として、あるいはチームリーダーとして直面する「人の意欲を引き出し、組織の成果をいかに最大化するか」という問い。この普遍的なテーマに対し、理論と実践を往復しながら解を探究できる授業が、「組織人事マネジメント特論」です。

担当するのは、鶴谷武親 客員教授です。セコムにてグループ事業戦略などを担当後、デジタルハリウッド、アイ・エム・ジェイ、デジタルスケープをはじめ、数多くのスタートアップの創業に参画し、多くの企業や非営利法人で事業アドバイザーや社外取締役を歴任されてきました。

現在も、CGアニメーションやゲーム制作などを手掛けるポリゴンマジックグループや、首都圏で365日診療の小児科クリニックなどを展開するCAPSグループの代表を務めるほか、多岐にわたる企業や事業の経営に携わっておられます。

その傍ら、KIT虎ノ門大学院だけでなく、早稲田大学ビジネススクールなどでも教鞭を執り、社会人教育から博士人材、起業家の育成まで、その活動は教育分野にも及んでいます。


■ 「知る」を「できる」へ:リアルな組織を舞台にした実践と省察のサイクル

鶴谷先生の解説や演習を通じて、「良い組織の条件」を探求することから始まり、組織開発の重要テーマを学びながら、受講者が所属・関与する組織を題材に、具体的な課題抽出と施策検討を行う実践的なプロセスで構成されています。

この授業の学習効果を高めているのが、教室での学びと現場での実践を往復する、その学習サイクルです。受講生は、講義で得た知見を自らの職場に持ち帰り、次の授業までの2週間、現実の課題に対して実践します。そして次の講義では、その実践結果を「生きた教材」として報告します。

成功も失敗も含めたリアルな報告を元に、教員がクラス全体のディスカッションをファシリテートすることで、受講生は自身の課題解決に当事者として挑むだけでなく、教員や他の受講生の経験からも生きた知見を獲得していきます。


■ 学びの集大成「組織開発提案書」の発表とフィードバック

また、教室で共通のケースに向き合うロールプレイングも価値ある時間です。例えば、第5回・第6回の講義では、実際の企業ケースを元に、「モチベーションの下がったスタッフとの1on1」という設定のロールプレイングが行われました。参加者は「上司役」「部下役」、そして対話を観察しフィードバックを行う「モニター役」に分かれ、この課題に挑みました。


グループワークの状況を見守る鶴谷先生

理論やノウハウを学ぶだけでなく、こうした実践的な演習と対話を通じて得られる深い納得感は、まさに体験したからこその価値と言えるでしょう。実際に鶴谷先生から1on1での「沈黙の重要性」や「反応に窮した際の対処法」といった、即座に現場で活かせる具体的なフィードバックがありましたが、この腹落ちも体験があってこそです。

鶴谷先生の授業は、組織人事のフレームワークを学ぶだけでは終わりません。その学びの集大成として、受講者は最終回(第7回・第8回)に「組織開発提案書」を発表し、フィードバックを受け取ります。これは、自らが所属・関与する組織の現状を分析し、課題を設定し、具体的な解決策と効果測定の方法までを盛り込んだ、極めて実践的な課題です。


■ 実務家教員から得られる、生きた学びのリアリティ

従業員数名のスタートアップからグループ従業員数千名規模の大企業まで、あらゆる成長フェーズの組織経営を当事者として経験してきた鶴谷先生だからこそできるお話は、インプットに偏った授業では得られないリアリティと重みを伴っていました。経営者や人事担当の方に限らず、全てのビジネスリーダーに受けていただきたい内容です。

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