・2年以上の企業又は官公庁における実務経験をお持ちの方
・ビジネス、日常生活上の問題解決を対処療法でなく、構造の見直しから検討する力をつけたい方
・将来、KIT虎ノ門大学院へのご進学を検討されている方
■イベント概要
今回は、イノベーションマネジメント研究科について、上野善信 教授によるオンライン説明会を開催します。MBA(経営管理)修士課程の特長や研究テーマ・ゼミ指導など、ウェブサイトやパンフレットだけではお伝えしきれない修学のメリットや魅力をお話しすると共に、グループ相談会では普段より抱かれている皆様のあらゆる疑問にお答えいたします。後半の公開講座では、「ビジネス“システム”思考」をオンラインで体験することができます。お知り合いや仕事仲間とお誘い合わせのうえ、ぜひこの機会にご参加ください。
■講座概要
ロジカルシンキングは、複雑な問題を網羅的に(MECEに)分析し、因果関係を整理する手法として有用です。しかし、実社会において様々な要因が相互に関連し、その影響が表出するまでにタイムラグを生じる場合が多く、 目先の問題に対する「対症療法」に陥ってしまうケースがあります。
一方、システムシンキングとは、要因同士の相互関係や、タイムラグを伴う影響関係をも含め、複雑な問題を構造化することで、 問題の分析と「原因療法」を目指す手法です。このシステムシンキングの手法を習得することで、事象の構造を俯瞰的 かつ動的に捉え、ビジネスに限らず様々なステークホルダーへの説明力や施策等の効果を予測する力を強化することができます。
本講座では、システムシンキングの事前知識がない方々を対象に、机上で行う(コンピュータ・シミュレーションを伴わない) 分析手法を紹介し、“道路問題”、“堤防問題”、“ファーストフードの低価格戦略”、“Y基地軍民共用化の経済波及効果”などのミニ演習を通じて、問題を構造化し可視化することを体感してもらいます。また当日は、KIT修了生で博士(工学)としても活躍する松木知徳氏を、ゲスト講師にお招きします。
■講座詳細
1.ロジカルシンキングとシステムシンキングの違い
2.人を責めない問題解決アプローチとは?
3.ステークホルダーバリューネットワーク図
4.ゴールとコントロール、情報フィードバック
5.ミニ演習:資源問題、道路問題、ゴミ問題、飲酒問題など