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虎ノ門大学院ブログ
2018年11月27日

KIT修了生インタビュー:高畑公志さん(Dサクセションパートナーズ 代表取締役社長)
「MBA取得後に社内ベンチャー制度を使って、会社を作りました」

高畑公志さんは、広島県 呉(くれ)市出身の39歳です。趣味は、「家族で海に行くこと。自宅のある西東京からクルマで湘南まで走ります。行って何をするでもなく、何となく浜辺で過ごす。仕事を忘れ、家族といっしょに大きな海を眺める。私の大切な時間です」のことです。今回のインタビューでは、学生時代のバイトのお話からご自身の会社を設立するまでの経緯、そして、MBA学位※を取得する意味やその価値を、熱く語っていただきました。


(※ 旧工学研究科ビジネスアーキテクト専攻修了)


■ 社内ベンチャー制度を使って自分の会社を設立


- すでに起業しているとお聞きしました。


はい、2018年に、現在所属している「株式会社ダイアナ」の社内ベンチャー制度を利用して、「Dサクセッションパートナーズ」を設立しました。事業内容は、中小企業の事業承継を支援するマッチングとコンサルティングです。

社内ベンチャーには「社内での新規事業立ち上げ」と「別会社の設立」の2種類ありますが、私は後者です。最初に親会社から資本金が提供されますが、その後はオフィスの家賃、その他諸経費など、すべて売上げから捻出します。会社には「初年度から黒字」と、ダイアナグループの成長ドライバーとなる事を厳命されています。

事業を立ち上げ、商売丸ごとを自分で回すのは長年の希望でした。大変ですが、いまは非常にやりがいのある状況です。

■ 焼き鳥屋でのバイトが原体験


- 「商売を丸ごと回したい」という想いが生まれたのは、いつ頃から?


大学時代、焼き鳥居酒屋で2年間バイトしたときからです。そこでは接客だけでなく、仕入や発注もやりました。昼間の弁当販売は、メニュー内容、原価、売価の設定まで全部任されました。小さなお店で商売全体のモノやお金の動きを体感できました。

それまで怠惰だった私は、ここで価値観が変わりました。大学の授業でも一番前の席に座る。「自分で取りにいく」意識に変わったのです。

卒業後は、工作機械メーカーに就職しました。配属は営業を希望しました。

■ 営業で頭角を現す


- なぜ製造業の営業職を?


「製造業」は偶然です。業界はどこでもよかった。ただ、営業はやりたかった。それが一番ビジネスのリアルに近いと思ったからです。

主な仕事は、既存顧客をまわるルート営業が7割。でも私は新規開拓に注力しました。飛び込みもしましたよ。でも飛び道具の方が好きだった。顧客リストを練ってダイレクトメールを送ったり、工夫しました。営業は楽しかったし、成績も悪くなかった。

ただ、そこはいわゆる「昭和の会社」で、「足で稼げ」の根性営業が主流。2000年代前半、インターネットが台頭し、効率化が加速する中で、非生産的な活動に疑問を感じていた私は我慢できず、結局、3年で辞めました。

■ スタートアップ会社で電話営業


- 次はどんな会社に勤めたのですか?


外資系の営業支援会社です。スタートアップだったので、社員は私を含めて4人。お金がないので会社は共同オフィス。机や椅子の手配から、床を這ってのネットの配線まで、ぜんぶ自分でやりました。焼き鳥屋時代を思い出しました。

余談ですが、このときパーティション一つ隔てた隣の会社の人と仲良くなり、そして知り合った女性がいまの妻です。

この会社の営業支援は独特でした。グローバル展開している大手IT企業から「営業支援」を受注し、年商が数千億から数兆円の大企業に対し、電話一本で、数億円もする高額システムを提案・営業していくのです。

- 年商数兆円の企業に対して、電話営業?


はい、そうです。ツテもコネもない状態で、大企業の代表番号にいきなり電話し、受付を突破して役員や事業部長など決定権者にコンタクトを取り、商談につなげるのです。大手企業に電話だけで飛び込み営業するのは、ある種、快感でした。

無我夢中で働くうち、社員は4人から50人に増え、年商も10倍になりました。

MBAに関心を持ったのはこの頃です。



■ KITを選んだ理由


- なぜMBAに関心を持ったのですか?


まず「仕事上の必要」です。私の営業相手は大企業の上級管理職で、みなさんMBAを持っています。互角に対話するには私にもMBAが必要です。

次に「自分のキャリアアップ」。マネージャーとして組織を回し、結果を出す、その手法を体系的に学びたかった。

よし、MBA取るぞ!と決意し、最初はイギリスかアメリカに留学するつもりでした。でも会社の仕事を考えるとそうもいかない。じゃあ、国内の社会人大学院だということで情報を集めました。結局、超有名なビジネススクールA校と、KITの2つを比較しました。

とりあえず両校の説明会にいきました。大手A校の体験授業は、ある意味、「予想通り」の内容でした。ところがKITでは三谷先生の説明がブッ飛んでいた。人類の起源の話から始めて、なぜ体格の良いクロマニヨンではなくホモサピエンスが生き残ったのかと問いかけ、それをビジネス論につなげます。強烈に好奇心を刺激されました。

A校で学べば予想通りの学びを得てMBAを取ることになるだろう。しかしKITなら予想外の視点を得ながらMBAが取れるだろう。だったらKITの方が良い。どうせ学ぶならこっちだと思いました。

■ 1万円札150枚を引き出して手に取る


- 学費はどこから出しましたか?ご家族の反応は?


学費は蓄えから出しました。妻も反対しませんでした(反対されても入学するつもりでしたが...)。

学費の振り込みは、銀行で150万円を引き出して1万円札150枚の厚みを実感してから、あらためてネットバンキングではなく窓口から振り込みました。お金を見て触って、覚悟を固めたかったのです。

そして平日は仕事終わりの夜19時から22時と、週末を使って、3年間、学びました。

■ KITで得たもの


- 3年間、学んで得たものは?


MBAという目に見える学位のほか、「自信、習慣、仲間」を得ました。

まず自信。KITでは「ひたすらアウトプット」の3年間でした。座って黙って聞いているのではない。発表しまくり、論文書きまくりです。自ら投資し、成果を取りに行き、アウトプットして、学びを我が物にした。この経験が、圧倒的な自信を生みました。

次に習慣。それまで私は勉強は好きではなかった。でも今は、ヒマさえあれば本を開いている。ああ、習慣化できたな、と思います。

最後に仲間。さまざまな業界、職種、バックグラウンドを持つ人々と、3年間、濃密な時間を過ごしました。KITで得た仲間は、公私ともに修了した後も活きています。

■ 生徒視点でKITを見ると


- 「いち生徒」の視点でKITを評価すると?


ここは「良くも悪くも少人数」ですよね。だから、つい密になり、仲間ができる、その一体感があります。

そして「講師の魅力」。三谷先生の他にも素晴らしい先生方が揃っています。特に印象に残ったのは山田英二先生。経験則に沿った専門知識と最先端のビジネスモデルに関する脳内データベースがすごくて、どんな突飛な事象でも、それを俯瞰して抽象化できる。問題に対し、すぐ立ち向かうのでは無く、いったん離れて眺め、客観化できる、その脳内OS、洞察力。この「すぐ反応しない。いったん俯瞰する」という姿勢は、「組織を回す」とき不可欠であり、まさに私が学びたいことでした。

■ そして起業


- KITを修了後は?


MBAを取り、知識を得た。苦手な財務も勉強し、数字も分かるようになった。そうなると、営業支援の会社でクライアントの商品を売るのが物足りなくなります。事業会社で自社の製品を売りたいと思いました。

そして転職を決意。2015年に、社長の考え方、理念に惹かれ、ダイアナに入社しました。面接のときは「経営者になりたい。商売を回したい」という意思も伝えました。

そして配属されたのが経営戦略部社長室。ありとあらゆる「社長からのアイデア」が振ってくるポジションです。その仕事をこなしていくうち、社長に認められ、いまの会社「Dサクセッションパートナーズ」への出資を勝ち取り、ついに人生初の「代表取締役」になりました。

勉強はMBAで死ぬほどした。あとはやるだけ、勝つだけです。

■ MBAの意外な使われ方


- 現在、KITのMBAコースへの入学を検討している人に向けて、先輩としてアドバイスなど有ればお聞かせください。


ここまで熱っぽい話をしてきたので、最後に冷静な話を。

ダイアナの社長から聞いた話ですが、私が採用された経営戦略部社長室のポジションを採用するとき、履歴書は、「MBAを取得している応募者が前提条件」とのことでした。

私が「ビジネスの専門的な知識を持ち合わせている人だけを採用したいということですか?」と聞くと「いや、ちがう」と言います。「MBA自体がどうこうではなく、社会人になっても、時間とお金を投資して学び抜く、その姿勢に価値がある。そういう人間なら仕事も諦めずやり抜くはずだ」とのことでした。

MBAが「やりきる力の証明書」と見なされているとは、私も知りませんでした。みなさんには、この場を借りてお伝えします。

※ 取材日時 2018年10月
※ 取材制作:カスタマワイズ

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