自律走行車プロジェクトは、自動車の自律制御に関する研究・開発を通じて、機械工学、制御工学、センシング工学、電気電子工学、コンピュータ・プログラミング等の各種専門分野の能力を体得することを目的として、2006年に発足しました。
自律走行車は、自身の位置やこれから走行する場所の状況、そして周りを歩く人や自転車・車の移動状態を把握して、目標とされる地点まで安全に自律して走行できるロボットの事を指し、自律型ロボット自動車の研究・開発を行う事を目的にしています。
2015年度のつくばチャレンジにおいては、雨中の走行となりこれまでの大会では無かった雰囲気の中、センサが雨滴を検出してしまい走行できなくなるチームが多い中で、トライアルコースをほぼ完走し380mの記録を残すことが出来ました。今回の雨天走行はセンサの検知状況を把握する事に関して大きな収穫となり、また、従来センサに加えてジャイロセンサの搭載による自己位置同定精度が高まったことを確認できました。
2016年度は10回大会になりますが、完成年度として悔いのないシステム検証を行っていきたいと考えています。
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