開講科目の詳細

技術標準化政策特論
Technology Standardization Policies

担当教員

受講対象者

・企業における事業戦略立案担当者、標準化活動業務担当者、知財担当者、 官公庁の知財・標準化政策立案担当者
・ビジネスや知財経営に資する標準化活動に関心を持ち、標準・標準化に関する 基礎的な知識・考え方を習得することに意欲を持つ方

なお、本授業は「技術標準化要論」とともに、標準・標準化全般に渡る基礎的な知識の修得を目指しており、本授業で学んだ知識をベースに「技術標準化と経営戦略特論」、「情報通信標準化特論」、「国際標準化実務特論」において、実務経験に基づいた実践に役立つ知識、ツール、事例やノウハウについて学習することが望ましい。また、標準化活動の現場で必要な交渉能力、コミュニケーションスキル等は「交渉学要論」「国際交渉特論」において学習することが望ましい

授業の主題と概要

本授業では、このような背景や「技術標準化要論」で学習した内容を前提としながら、標準化政策論として、 ①日本における標準化手順、②国際標準化手順、③WTO/TBT協定、④適合性評価、⑤日本の標準化政策、 ⑥国際標準化機関及び諸外国の標準化政策、⑦マネジメントシステム規格及び社内標準化、⑧計量標準及び計量標準の国際制度、 ⑨技術標準化と競争政策(独占禁止法との関係)について、法律、条約、手順(ISO/IEC Directives)等も参照しながら 学習するとともに、実務の現場で活躍されているゲストスピーカーによる講義を交えながら学習していきます。
なお、技術標準化要論及び技術標準化政策特論を履修することにより、標準・標準化全般に渡る基礎的な知識及び標準化活動に おける考え方について全般的に習得することをねらいとします。授業の概要としては以下の通りです。

1.授業の形式は、社会人を対象とした大学院の講座であることから、講義を通じた基礎的知識の修得に留まらず、ゲストスピーカー及び担当教員との討議を通じて、実践にも活用できる知識や考え方(フレームワーク)、応用能力を修得できるように進める
2.授業は、上記①~⑧のテーマに基づいて講義を行い、標準・標準化全般に渡る基礎的な知識及び標準化活動における考え方(フレームワーク)について学習する
3.講義毎に、感想及び疑問点をまとめたレポートを翌週に提出することとする。また、課題図書を指定し、概要・感想をレポートにまとめた形で提出することを予定している

【技術標準化政策特論】 ≫授業レポートはこちら

到達(習得)目標

標準・標準化活動全般に関する基礎的な知識及び標準化活動における考え方(フレームワーク)について修得することを目標とする。 標準・標準化の持つ様々な側面とそのダイナミズムを理解し、日本における標準化手順、国際標準化手順、WTO/TBT協定、適合性評価、 日本の標準化政策、国際標準化機関及び諸外国の標準化政策、マネジメントシステム規格及び社内標準化、 計量標準及び計量標準の国際制度、といった事項を説明できる能力を獲得することを目標とする

講義スケジュール

講義
回数
講義テーマ
1,2 ・オリエンテーション(授業の概要の説明)
・標準化政策論(その1)日本における標準化手順 JIS策定手順等
3,4 ・標準化政策論(その2)国際標準化手順
・標準化政策論(その3)WTO/TBT協定の仕組み等           
5,6 ・標準化政策論(その4)適合性評価について
・ゲストスピーカーの講義(その1)               
7,8 ・標準化政策論(その5)日本及び諸外国の標準化政策
・ゲストスピーカーの講義(その2)
9,10 ・標準化政策論(その6)国際標準化機関の標準化政策、知的財産権の課題
・標準化政策論(その7)マネジメントシステム規格、社内標準化
11,12 ・標準化政策論(その8)基準認証関連国際制度
・ゲストスピーカーによる講義(その3)
13,14 ・期末試験(選択式)
・ゲストスピーカーによる講義(その4)
15,16 ・全体総括、質疑応答

開講について

開講時期: 2期
開講形態: 2コマ(180分)×8日間
講義回数: 全16回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
特になし(必要に応じて、各回資料を配布する)

【参考図書】
①「標準化ビジネス」(2009)藤野仁三、江藤学著 白桃書房
②「コンセンサス標準戦略―事業活用のすべて」(2008)新宅純二郎・江藤学 編著 (日本経済新聞出版社)
③「パテントプール概説―技術標準と知的財産問題の解決策を中心として」(2006)加藤 恒著(発明協会)
④「世界市場を制覇する国際標準化戦略―二十一世紀のビジネススタンダード」(2008)原田節雄著 (東京電機大学出版局 )
⑤「標準化戦争への理論武装」(2007) 山田肇著 (税務経理協会)
⑥「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」(2009)妹尾堅一郎著(ダイヤモンド社)
⑦「競争戦略としてのグローバルルール-世界市場で勝つ企業の秘訣」(2012)藤井敏彦著(東洋経済新報社)
⑧「オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件」(2014)小川紘一著(翔泳社)
⑨「ものづくりの科学史 世界を変えた《標準革命》」(2013)(講談社学術文庫)
⑩「標準と知財の両輪経営戦略―ヒト、モノ、カネを支配する!」(2014)原田節雄著(日本規格協会)
⑪「革新的中小企業のグローバル経営~差別化と標準化の成長戦略~」(2015)土屋勉男、金山権、原田節雄、高橋義郎著 (同文舘出版)

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