開講科目の詳細
国際標準化実務特論
Advanced International Standardization Practice
担当教員
受講対象者
・ビジネス経験を有し、知財経営に資する標準化戦略或いは
技術標準化活動に意欲がある方
・知財(特許)の基礎知識を有する方
授業の主題と概要
本講義は、知財経営における経営戦略(事業戦略)に連動した技術標準化活動をテーマとしています。
1.講義の形式は社会人対象の大学院講座であるので実学を中心に授業を進めます
2.受講生が直接技術標準化活動に携わっていなくとも知財経営の技術標準化活動を理解できるように基本的な知識を学び、
理解度に合わせた演習、討議を通して実践に役立つ知識と応用能力が習得できるように講義を進めます
3.標準化戦略、標準化活動の実戦経験がある教員(ゲスト含む)が担当します
4.技術標準化戦略と技術標準化活動戦略を授業に盛り込みます
【国際標準化実務特論】 ≫授業レポートはこちら
到達(習得)目標
知財経営における事業競争力強化の標準化戦略、標準化活動戦略を理解し、実践に役立つ標準化活動ができる人財になることを
目標とする
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1,2 | ・知財経営を意図する企業の知財戦略全般について講義する |
3,4 | ・知財経営に於ける技術標準化戦略の意義と事業戦略に連動した知財活動、標準化活動の概要について講義する |
5,6 | ・演習、討議を中心に知財戦略を講義する |
7,8 | ・国際標準化戦略、事業戦略、知財戦略の連動事例について講義する |
9,10 | ・国際技術標準化戦略の実戦について講義する |
11,12 | ・技術標準化におけるパテントプールの意義、仕組み、現状の活用状況と次世代に向けた課題等について実戦に基づき講義する |
13,14 | ・デジタル時代の特許問題の処理方法、パテントプールの運営の実戦に ついて講義する |
15,16 | ・演習・討議を中心に技術標準化戦略を講義する |
開講について
開講時期: 4期
開講形態: 毎週2コマ(180分)×8日間
講義回数: 全16回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
教員のオリジナル資料を使用。(原則)
「パテントプール概説」 加藤 恒 発明協会
【参考図書】
★「知的財産戦略~技術で事業を強くするために~」 丸島儀一 ダイヤモンド社
→【初回までに少なくとも第1章、第2章、第6章を読んでおくことを推奨する】
★「キヤノン特許部隊」 丸島儀一 光文社 【初回までに読んでおくことを推奨する】
★「知財この人にきく」 丸島儀一 発明協会 【初回までに読んでおくことを推奨する】
★「国際標準化戦略」 原田節雄 東京電機大学出版局 【ゲスト回までに読んでおくことを推奨する】
「標準化入門」 梅田政夫 日本規格協会
「国際標準化入門」 奈良好啓 日本規格協会
「標準化戦争への理論武装」 山田 肇 税務経理協会
「国際競争とグローバル・スタンダード」 経済産業省 標準化経済性研究会編 日本規格協会
「コンセンサス標準戦略」 新宅純次郎、江藤学(編著) 日本経済新聞社
「ネットワーク経済の法則」 本喜一訳 IDGコミュニケーションズ
「技術標準対知的所有権」 名和小太郎 中央公論社
「デファクト・スタンダードの競争戦略」 山田英夫 白桃書房
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。