講義科目の詳細
イノベーションファシリテーション特論1
Innovation Facilitation 1
担当教員
受講対象者
経営戦略、IT戦略、商品戦略、マーケティング戦略、R&D戦略など、あらゆるイノベーションに関わる仕事をする、または仕事にしたい方。起業家として、社会を変えたいという志を持つ方にも、ぜひ受講してほしい
授業の主題と概要
イノベーションファシリテーションは、特論1と特論2を通して、イノベーションを起こしていくためのファシリテーションを学び、新規事業・新商品開発、SDGs戦略立案、市民参加まちづくりなど、最先端のイノベーション領域での主体的なアクションを生み出すリーダシップを身につけます。特論1では、「ボトムアップのアイデアと行動を生み出す場づくり」の基本スキル、特論2では、「未来からのバックキャストによる組織変容」を学びます。
イノベーションファシリテーション特論1で学ぶスキルは、「課題設定(問いづくり)」「対話の場づくり」「アイデアと行動の生み出し方」の3つから構成されます。第1回の授業では、オンラインファシリテーションと参加型社会の研究者の田原真人さんをゲスト講師に招き、「最先端のオンラインファシリテーションの技術」を学び、その技術を使いながら「オンライン時代のリーダシップのあり方」を対話し、体感します。
第2回、第3回の授業では、チーム単位でのファシリテーションを実施し、厳しいフィードバックを受けます。そして、最終回の授業では、全員で力を合わせて公開フューチャーセッションを開催します。具体的なテーマを設定し、テーマに合ったゲスト招聘、学外の参加者の招待、ファシリテーションの実践を通して、実際にイノベーションを起こす活動を体験します。このような実践的活動を通して、社会変革を自らの手で推進できる新たなリーダーシップを持つ人材を育てます。
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到達(習得)目標
イノベーションを推進するプロジェクトに、ファシリテーターとして関わるための「あり方と技術」を理解すること。オンラインファシリテーション技法を身につけ、「課題設定(問いづくり)」「対話の場づくり」「アイデアと行動の生み出し方」のプロセスをリードできるようになること。
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ | |
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1,2 | <イノベーション・ファシリテーションの基礎> 「課題設定(問いづくり)」「対話の場づくり」「アイデアと行動の生み出し方」のプロセスと、ファシリテーターのあり方 <イノベーション・ファシリテーションの体験> ゲスト講師の「オンラインファシリテーションが生み出す参加型社会」についてのインプットを受け、オンラインファシリテーションでの対話を経験する | |
3,4 | <ファシリテーション演習: ミニセッション> チーム別で、イノベーション・ファシリテーションのミニセッションを実践。セッションの設計と、ファシリテーターとしてのあり方を学ぶ。 <ファシリテーションの振り返り> チームミニセッションの設計とファシリテーションに対するフィードバック |
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5,6 | <ファシリテーション演習: ミニセッション> チーム別で、イノベーション・ファシリテーションのミニセッションを実践。セッションの設計と、ファシリテーターとしてのあり方を学ぶ。 <フューチャーセッション設計> 選んだ問いに対して、どんなフューチャーセッションを行うか、各ステップのファシリテーションチームを結成し、検討する |
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7,8 | <公開フューチャーセッション: 働き方の未来(仮テーマ)> フューチャーセッションを自分たちで設計し、当日は実際にファシリテーションを自分たちで行う。 対話から協調アクションが起きるアウトプットを出す <アウトプット作成(宿題)> フューチャーセッションでの気づきと、自分自身が今後も関わって行きたいイノベーションのテーマを宣言する |
開講について
開講時期: 1学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
「イノベーション・ファシリテーター」(プレジデント)著者:野村恭彦
【参考図書】
「フューチャーセンターをつくろう」(プレジデント)著者:野村恭彦
※上記は一部追加・変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。