専修科目の詳細(修士研究・ゼミ指導)
メディア&エンタテインメント領域
Media & Entertainment
研究の主題と目標
メディア&エンタテインメント産業は多岐に渡り、より完成度の高い経営者を目指すためには、先ず、その基礎である知財関連の法律を理解し、産業構造を把握する必要があります。世界市場で通用するプロの育成が目的であり、欧米の経営学大学院や法科大学院で紹介されるケーススタディーに準拠した実践的なプロジェクトの起草、短期、中期経営計画の作成、更に具体的なマーケティング手法の企画構築まで、激論を戦わせながら真剣勝負で課題に臨む能動的な学びを期待するとともに、メディア&エンタテインメント産業では目立つことが悪ではなく、不可欠であることを前提に、自己啓発に励まれることを期待します。
単に参考文献から事例を収集して整理するだけでなく、自社分析や企業インタビューを通じた実践的ケーススタディー、メディア&エンタテインメント系の授業科目を中心に、専攻の垣根を越えて学んだ知識を組み合わせることによって、研究テーマをより掘り下げていくことが求められます。同時にそのような研究活動を通じて、ゼミ指導においても、実践的なビジネス人材の育成を目指します。
研究指導方法・方針
衛星通信、ブロードバンド通信、デジタルシネマ技術、デジタル放送技術、インターネット、モバイル通信、ディスプレイ技術により運用されているプラットフォームにおいて、個人を対象として配給利用されるコンテンツとテクノロジーの融合について研究を行います。また、それらの最新技術分野ならびにメディアエンタテインメント産業において、グローバルな視点から芸術・技術・経営の融合ができる人材育成や支援に関する研究も行います。
加えて、スポーツ・音楽・映画産業における著作隣接権やパブリシティ権、トレードマークに関わる実務的契約・交渉の世界についても理解を深めて行きます。毎回のゼミでは、院生同士の議論や、研究報告、発表を繰り返し行い、最終的には修士論文やリサーチレポートにまとめます。
過去の研究テーマ
・日本のテレビ局におけるブランディングについての考察および提言
・プロスポーツチームにおける女性ファン開拓および拡大のための考察
・グローバル時代のエンタテインメント・コンテンツ産業における人材育成と活用に関する研究
・ライブ・エンタテインメント会場におけるワンセグ型エリア放送技術を用いたビジネスモデル研究
・テレビニュースとネットニュースの報じる事象の差異に関する考察
・音楽ビジネス特化型SNSビジネスのビジネスモデル研究
・メディア&エンタテインメント企業における新しいビジネスモデル評価軸の研究
・ショートフィルムの感性分析と商用利用への応用
・日本市場におけるSVODサービスの作品レコメンド機能の効果的な表示方法に関する提案
・「大学スポーツ経営管理専門人材(スポーツアドミニストレータ)」に求められる基礎技能(スキル)に関する研究
・音楽専門学校における音楽イベントによる募集施策の調査研究
・メディア・エンターテインメント企業における持続的価値創出についての研究
・花火の消費数量及び演出と観覧者の印象についての考察
※入学前から研究テーマを温めている場合や、講義や自主学習を通して興味を持ったテーマがある場合には、
指導教官との面談により独自のテーマを選定することが可能です。