テック系スタートアップ特論

テック系スタートアップ特論
Advanced Topics in Deep Tech Startups

担当教員

受講対象者

企業の経営企画部、事業部、研究開発部門などにおいて、1)大学や研究機関、病院などとの外部連携に携わる方、新規事業開発やCVC、スタートアップとの連携に携わる方、知的財産部でそれらに携わる方。また、2)大学知財部、TLO等、研究機関において知的財産マネジメント、研究企画、戦略策定を担当するコーディネーター、リサーチアドミニストレーター等、関連業務に関わる方。もしくは、3)将来的にこれらの業務を目指す方

授業の主題と概要

テック系スタートアップ(SU)の成功は、実際には技術・産業分野・ビジネスモデルによって事業戦略のポイントや課題、M&AとIPOの意味合いが大きく異なる。そのため、SUを評価するベンチャーキャプタル(VC)も、対象とする投資のステージや分野などにより、異なるタイプのVCが存在します。本講義では、SUについては、ライフサイエンスと宇宙という代表的な分野で、最先端技術がどのように社会価値とビジネスに結びつくのかを、活発なSUで活躍する現役CTO、知財責任者から紹介いただきます。 また、VCについては、創業まもない極初期のテック系SUを対象とした異なるタイプのベンチャーキャピタリストから、なかなか表に出ない失敗事例も含めてお話いただく。受講生層をふまえての事例・ディスカッションも授業の随所にセットします。知財の初学者でも受講可能、テック系スタートアップ要論の受講を望みます。

到達(習得)目標

以下の項目について、実際の業務イメージをもち、考え方を理解することを目標とする。 1)テック系SUの成長プロセスとベンチャーキャピタルの活動 2)分野ごとに全く異なるテック系SUの事業戦略、ビジネスモデル

講義スケジュール

講義
回数
講義テーマ
1,2 イントロで本科目全体の構成の説明、簡単な質問形式での受講生のニーズを把握。その後、前半は、ベンチャーキャピタル(VC)からみた技術の事業化(その1):大学発ベンチャーへの、知財をコアとした投資スキームを構築した第一人者である山口氏より、VCからみた知財の評価、先端技術の事業化の課題を、豊富な事例を含めて伺う。また、大学を対象としたスタートアップ支援事業のアドバイザー経験より、現在のアントレプレナー教育の状況もお話しいただく。後半は外部講師の話題を補完しつつその背景などにも触れ全体理解を深める
3,4 前半は宇宙関連ビジネスの最前線で活躍する共同創設者で現役CTOの永島氏より、研究開発から事業化までのリアルを学ぶ。アクセルスペース社は、超小型衛星に特化した開発から運用を担い、衛星データ活用を目指すディープテックSUの代表格の一つである。後半は、世界的にもTech系スタートアップの躍進が活発な宇宙ビジネスの現状について、日本の宇宙研究開発の中核であるJAXAで、SU創出など新事業創出を担当する菊池氏から伺う、研究開発に閉じない変化を続けるJAXAの現状にも触れる機会である
5,6 前半は、バイオテックSUにおける事業成長とM&Aの実体験を、弁理士でもある白石氏から紹介いただく。前職オリシロジェノミクスでは、コロナワクチン開発で世界的にも著名なモデルな社にM&Aでエグジットした日本のユニコーンであるが、そのM&Aを当事者としてコミットしたご経験も紹介いただく。後半は、ここまでの事例を通じ、研究開発型SU特有の戦略、組織づくり、経営者・投資家の関係性など、理論だけでは得られない観点も得ることを目指す
7,8 前半は、ベンチャーキャピタル(VC)からみた技術の事業化(その2):ジャフコグループ株)やハンズオン型コンサルティングで、キャピタリストとしてベンチャー投資を行ってきた山下氏に、東北大学VCでの投資部マネージングディレクターとして、大学発スタートアップを研究とは異なるビジネスの観点から評価するリアルなご経験を、その難しさも含めて伺う。後半は本科目の総括とし、これまでの外部講師の話題を補完しつつその背景などにも触れ全体理解を深める

開講について

開講時期: 2学期
開講形態: 1コマ(90分)×8日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。

テキスト/参考図書

【テキスト】
テキストに該当する資料は、毎回授業時に配布する

【参考図書】
1)ディープテック・スタートアップの知財・契約戦略 柿沼太一編(実務・戦略立案者向け)
2)スタートアップの知財戦略 ー事業成長のための知財活用と戦略法務 山本飛翔(主要概念、実例ベースで法務実務との接続する)
3)イノベーション具現化のススメ ーイノベーション具現化のための知財、投資、出口の3つの戦略ー 瀬戸ほか著、同文舘出版(2021)

まずは1科目から受講したい方へ
科目等履修生(単科生)の募集

未来のキャリアが、いま動き出す

「変わりたい」あなたの次の挑戦を、KIT虎ノ門で。
一歩前に進んでみませんか?