・2年以上の企業又は官公庁における実務経験をお持ちの方
・大学院への進学、知財業界へのキャリアチェンジを検討されている方
・弁理士や知的財産管理技能士などの国家資格を目指されている方
■イベント概要
IoTやAIを活用するSociety5.0ともいわれる新しい時代に入った今、企業経営等において知的財産マネジメントを戦略的に進めていくことが重要になってきています。特に、持続的なイノベーションを実現しようとする企業においては、戦略的な知的財産マネジメントはそのキーとなる場合が少なくありません。そこで、本研究科では、知的財産に関する充実した法律・実務科目及びそのマネジメントに関する科目を開講し、いち早く新しい時代に対応できる人材を育成すべく実践的な教育を行っています。
今回は、イノベーションマネジメント研究科について、高橋真木子 教授によるオンライン説明会を開催します。MIPM(知的財産マネジメント)修士課程の特長や履修モデルなど、ウェブサイトやパンフレットだけではお伝えしきれない修学のメリットや魅力をお話しすると共に、普段より抱かれている皆様のあらゆる疑問にお答えいたします。
また、当日のグループ相談会には、KIT修了生にも参加いただき、仕事と学業を両立する上での苦労話や、その乗り越え方など、“生の声”をお届けします。後半のゼミ見学では、加藤浩一郎 教授が担当する「知的財産マネジメント領域」の様子を実際にご覧いただけます。
■ゼミ見学の詳細
「知的財産マネジメント領域」では、知的財産系の教員が主となり、MBA系の教員と連携してゼミ指導を行います。イノベーションを推進するための企業経営において、知的財産の戦略的マネジメントはきわめて重要です。本研究においては、事業・経営×研究・開発×知的財産の三位一体の企業活動を実現するための戦略的な知的財産のマネジメントについて研究を行います。研究テーマについては、院生自身の将来のキャリア構築や関心を考慮して決定します。学術的な研究のみならず、現在のお仕事に関連したテーマを設定することもできます。
~過去のゼミ研究テーマ~
・オープン&クローズ戦略の遂行に向けた知財ポートフォリオ設計に関する事例研究
・特許法103条における過失推定規定の意義とその覆滅条件に関する一考察
・ジェネレーティブAIが生成に介在する生成物の著作物性について
・著作権法41条について~「時事の事件の報道」で利用が認められる著作物の解釈論~
・大学知的財産の円滑な移転に向けた汎用性のあるベンチャー支援施策
・R&D人材投資がもたらす企業の財務パフォーマンスへの影響に関する研究
・秘密特許制度と第一国出願義務制度における実務上の留意点
・知的財産に関する指標とその検証~重要特許のKPIを中心として~
・プログラムの著作物における「実装法」の著作権法による保護可能性についての検討
・サービス提供型ビジネスの競争優位性とその源泉を保護する特許戦略に関する一考察