ニュース
NEWS
【産学連携】
小松マテーレの「CABKOMA®工法」が建築技術性能証明を取得。
金沢工業大学・革新複合材料研究開発センターが技術開発に協力、KITコーオプ教育プログラムの学生も性能評価に参画
小松マテーレ株式会社(本社: 石川県能美市)が開発した「CABKOMA®(カボコーマ)工法」が、このたび一般財団法人日本建築総合試験所(GBRC)より、建築技術性能証明を取得しました。CABKOMA®工法は、軽量かつ高強度な炭素繊維撚り線(よりせん)を耐震補強用ブレース材として活用し、工場の操業を止めることなく短期間で耐震補強を実現できる革新的な工法です。
※「CABKOMA」は小松マテーレ株式会社の登録商標です。
建築技術性能証明は、新しく開発された建築技術について、学識経験者などで構成される第三者委員会が性能を客観的に審査し、その有効性や信頼性を証明する制度です。新規性や独自性を有する建築技術を対象に、建築基準法などの関係法令との整合性も含めて評価されるもので、技術の信頼性向上や普及促進、さらには建築確認などの行政手続きの円滑化につながることが期待されています。
小松マテーレは、「炭素繊維撚り線研究会」を組織し、さまざまな分野の研究者・技術者とともに学術データの蓄積や技術的検証を進めてきました。その活動において、金沢工業大学・革新複合材料研究開発センター所長の鵜澤潔教授が専門的見地からバックアップを行い、本工法の性能評価と技術的信頼性の確立に協力しました。
また、金沢工業大学と小松マテーレとの産学連携による「KITコーオプ教育プログラム」も、本技術の発展を支えました。同プログラムでは、学生が企業に長期間参画し、実際の研究開発課題に取り組みます。2024年度および2025年度には、機械工学科および建築学科の学生が、小松マテーレの社員とともにCABKOMA®関連材料の機械的特性評価や耐震補強材としての有効性検証などに取り組みました。学生たちは炭素繊維複合材料の性能評価や木造建築への適用可能性に関する実験・分析を担当し、工法の技術的裏付けとなる評価データの蓄積に協力しました。
CABKOMA®は、小松マテーレと金沢工業大学・革新複合材料研究開発センターが長年にわたり共同研究を進めてきた炭素繊維複合材料技術を基盤としています。鋼材の約5分の1という軽さを持ちながら高い引張強度を有し、耐震補強材としての活用が期待されており、これまでもJIS認定や実建築物への採用などを通じて社会実装が進められてきました。
金沢工業大学は今後も、革新複合材料研究開発センターを中心に企業との連携を一層推進し、先端複合材料技術の社会実装と地域産業の発展、そして実践的な人材育成に取り組んでまいります。


![実際に工場屋根面に取り付けた炭素繊維撚り線ブレース(白いライン) [小松マテーレプレスリリースより] 実際に工場屋根面に取り付けた炭素繊維撚り線ブレース(白いライン) <br>(小松マテーレプレスリリースより)](https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2026/__icsFiles/artimage/2026/09/28/h1c2026/20260928_icc_03.jpg)

(関連ページ)
【小松マテーレ】「CABKOMA®工法」が建築技術性能証明を取得!
小松マテーレ株式会社プレスリリース(PR TIMES)2026年9月11日
学校法人金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(ICC)
2年目となる小松マテーレ株式会社×KITコーオプ教育成果報告会を開催
~内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」採択プロジェクト~(2026/3/14)
